参議院災害対策特別委員会

参議院災害対策特別委員会で西日本の豪雨災害について質問をさせていただきました。

まず、地球温暖化に伴う気候変動を踏まえ、今後の水害・土砂災害対策の進め方について伺うとともに、愛媛県の野村ダムなどダム湖が満杯になった際の「異常洪水時防災操作」のあり方について質問をしました。
続いて、高知自動車道の土砂災害による落橋を踏まえ、高速道路の4車線化を進めることが大事なことも指摘しました。
一方、被災地で頑張っている建設業の皆さんに報いるため、国土交通省のガイドラインに基づく随意契約を徹底するよう求めました。

さらに、ここ20年の公共事業予算の削減が防災対策の遅れを引き起こしていることを指摘し、地球温暖化に伴う気候変動で水害・土砂災害が激甚化する中、公共投資の拡大を求めました。

なお、当日の模様は、参議院インターネット審議中継から視聴できますので、是非、ご覧ください。
なお、録画して蓄積されていますので、後日でも視聴することができますので、よろしくお願いいたします。

委 員 会:参議院災害対策特別委員会
日 時:8月2日
収録時間:約2時間34分(0:06:55~約20分 足立敏之)

また、この日の質疑が、翌日の建設分野の専門紙に取り上げられました。

ここ20年の公共事業予算の削減が防災対策の遅れを引き起こしていることを指摘し、公共投資の拡大を求めましたが、その際、「公共投資を拡大すると言うと『後世へのツケ回し』としてその削減を求める声もありますが、防災に投資することは何も『後世へのツケ回し』ではなくて、事前防災などの投資をしなければ逆に後年度に大きな災害被害をもたらすことになるので、投資をしないこと自体が『後世へのツケ回し』だと言わざるを得ません」と発言したのが取り上げられたものです。

※掲載記事
建設工業新聞「防災投資怠ることが後世へつけ回し『災害対策特別委員会』」
建設通信新聞「事前防災へ公共投資は不可欠『災害対策特別委員会』」
建設産業新聞「投資なしこそ後世へのツケ『災害対策特別委員会』」