令和元年度補正予算 賛成多数で可決成立

1月30日(木)、令和元年度補正予算が参議院本会議で賛成多数で可決成立いたしました。
早期成立が最大の経済対策であると頑張ってまいりましたので、責任の一旦を果たせたのではないかと一安心です。

国土交通省関係分(国費ベース)をみると、公共事業費1兆1,865億円と非公共費769億円、合計1兆2,634億円となっています。

そのうち、「自然災害からの復旧・復興の加速」に3,990億円ですが、台風15号及び19号等の災害により被災した河川・道路・港湾等について本格的な復旧を図るとともに、再度災害を防止するため改良復旧を積極的に活用した災害復旧事業等の実施、被災した鉄道の復旧、復興道路等東日本大震災の復興加速化等が盛り込まれています。

続いて「防災・減災、国土強靱化の強力な推進」に6,496億円ですが、台風19号等での被害を踏まえ氾濫発生の危険性が高い区域等の河道掘削や河川堤防の強化対策、砂防堰堤や遊砂地等の整備、気候変動に備え調節池やダム等の基幹的防災インフラの整備、水害・土砂災害被災地域における再度災害防止対策の集中的実施、内水対策強化のための排水施設等の整備、緊急輸送道路等における無電柱化、災害時に地域の輸送等を支える高規格幹線道路や土砂災害危険区域や洪水浸水想定区域等を迂回する道路整備、道路インフラや港湾施設の老朽化対策などが盛り込まれています。

さらに、「国民の安全・安心の確保」に766億円ですが、首里城の復元に向けた取り組み、地域鉄道等の安全性の向上や鉄道・バス・タクシーのバリアフリー化の支援、未就学児等の交通安全緊急対策等、官庁施設の防災設備改修などが盛り込まれています。

皆さんと関係の深い施策がたくさん盛り込まれていますので、今後、速やかに執行に移され、復旧・復興の加速化が図られるよう期待しています。