三重県伊賀市 川上ダムの「事業完了式」

3月26日(日)、水資源機構が三重県伊賀市で建設中の川上ダムの「事業完了式」が開催され、ダム事業により移転を余儀なくされた地権者の皆さんをはじめ、一見三重県知事、川崎ひでと衆議院議員、中川正春衆議院議員、吉川ゆうみ参議院議員、山本佐知子参議院議員、水資源機構の金尾理事長、岡村水管理・国土保全局長、渡邊近畿地方整備局長、ご地元の岡本伊賀市長らとともに出席し、お祝いのご挨拶をさせていただくとともに、万歳三唱に参加させていただきました。なお、本体工事に携わった大林組・佐藤工業・日本国土開発のJVを代表して、大林組の蓮輪社長からもお礼のご挨拶がありました。本体工事には地元の方々にもご協力いただきましたので、大事なことだと思います。
川上ダムは、洪水調節や利水、既設ダム(高山ダム、青蓮寺ダム、布目ダム及び比奈知ダム)の堆砂除去のための代替補給用の容量確保を目的とした多目的ダムで、高さ84m、堤頂長334m、総貯水容量約3100万m3の重力式コンクリートダムです。
このダムは、私が本省のダム建設担当の河川局開発課の係員であった昭和56年に事業に着手し、開発課の課長補佐の平成4年に事業実施方針の指示を行い、近畿地方整備局が発表した「5ダムの方針」には企画部長として携わり、河川計画課長の平成19年に河川整備基本方針の策定を行い、民主党政権によるダム検証には担当の水管理・国土保全局長や技監として携わり、退官直後に検証の結果「継続」を決定することができるなど、とてもご縁の深いダムです。したがいまして、今回の事業完了は私にとりましても大変感慨深いものでありました。皆さん、本当にありがとうございました。
なお、現地には水資源機構ダム事業部の足達部長にご同行いただきました。感謝申し上げます。