厚幌ダム、厚真ダム現地調査

引き続き、厚真町内のダムの調査に伺いたました。
まず、伺ったのが試験湛水を終えたばかりの厚幌ダムです。台形CSG工法で施工した高さ47.2mのダムです。大きな地震に見舞われ貯水池周辺の土砂崩落はありましたが、ダム本体は全く問題ないとのことでした。

続いて、厚幌ダムの貯水池末端にある灌漑目的の高さ38.2mのロックフィルダム厚真ダムに伺いました。ダムが決壊の怖れがあるとマスコミが報道して話題になったダムですが、ダム堤体に大きな損傷はなく全く問題はありませんでした。
ただし、ダムサイト左岸の山が崩れ余水吐きに土砂や流木が大量に流入しており、自衛隊に一部除去していただき、これから本格的に建設業の皆さんの機械力でその土砂を除去すると伺いました。
なお、余水吐きの管理橋を土砂と流木が大量に流れ、ダム堤体の天端中央あたりまで堆積している光景には驚きました。
しかし、マスコミが報道したダム決壊などという話は全くの事実無根であることがわかりました。
やはり、現地を自分の目でしっかり確認することが大事だと改めて感じました。
ご案内いただいた皆さん、ありがとうございました。