川辺川ダム・球磨川沿川被災地視察-1

7月上旬の梅雨前線による豪雨災害で被災した熊本県南部に、災害発生後4度目になりますが、8月24日(月)、現地調査に入りました。熊本県八代市の副市長や九州地方整備局の河川部長を歴任され、7月21日付けで退官された佐藤克英前東北地方整備局長にご同行いただきました。なお、九州地方整備局OBで現地に詳しい遠山さんにご案内いただきました。

まず、平成21年の政権交代に伴い前原元国土交通大臣によって中止とされている五木村の川辺川ダムの建設予定地を訪れました。平成11年に完成した仮排水路トンネルの呑口や、本体工事用の骨材製造設備や貯蔵設備などの基礎も確認でき、まさに本体工事着手直前にストップしたことがありありとわかり、改めてこのダムが完成していたらと残念な思いにとらわれました。