石川県能登地方地震現地調査-3

次に、珠洲市真浦町の能登の生命線である海岸沿いの国道249号の八世乃洞門新トンネルの現場に伺いました。この現場は、道路の斜面の上から、直径1m級の落石(流紋岩)があり通行止めとなっているもので、珠洲土木事務所の奥村所長から状況の説明をいただきました。
なお、今回の地震により大型連休でにぎわっていた沿道の道の駅や宿泊施設など観光施設の皆さんも大きな打撃を受けているとのことでした。
続いて、宝立町鵜飼地区の住宅の倒壊現場に伺いました。現場では、道路に倒れ掛かっている建物をバックフォーで支えながら家屋の解体作業にあたっていただいている状況を見させていただきました。
なお、近くの観光名所の天然記念物「見附島」にも訪れましたが、島の岩壁が地震により崩壊し、島の両側に土砂が溜まっていました。実は私は、46年前に観光で訪れたことがありましたが、ずいぶん痩せ細った印象でした。観光への影響が懸念されます。
なお、現地ではここのところ毎朝震度4の地震が発生しています。私が現地調査中にも震度2の地震が発生しました。
今回の地震に関連して、5月6日に政府の専門家会議(地震調査委員会)が開催され、当分の間注意が必要とされています。引き続き、地震への万全の備えをしながら復旧活動をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。