足立としゆき夢だより【第111号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

11月7日(水)、平成30年度第1次補正予算が、参議院本会議において全会一致で可決され、成立しました。
平成30年度第1次補正予算の総額は9,356億円で、災害からの復旧・復興に7,275億円を計上し、そのうち平成30年7月豪雨への対応に5,034億円、北海道胆振東部地震への対応に1,188億円、台風21号や大阪北部地震への対応に1,053億円が充てられます。また、学校の緊急重点安全確保対策として1,081億円、そのうち熱中症対策のエアコン設置に822億円、倒壊の危険性があるブロック塀対策等に259億円が充てられます。補正予算については、災害対策であり早期成立が強く求められておりましたので、何とか皆様の期待に応えることができまして一安心です。

なお、現在、安倍総理の指示に基づいて実施している重要インフラの緊急点検を踏まえて、来年の通常国会に、経済対策の要素を盛り込んだ第2次補正予算案の提出が検討されており、私としても大規模補正予算を編成できるよう頑張って参りますので、引き続き皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

さて、10月30日(火)から2日間、第197回臨時国会において、安倍総理の所信表明演説に対する各党の代表質問が行われました。
私は、今国会から本会議の運営などを担当する議院運営委員会の理事を仰せつかりましたので、答弁漏れや再質疑、様々なトラブルが発生した際の対応、「場内協議」と呼ばれていますが、そうした際の各会派の理事との協議を担当することとなりました。早速、31日(水)午前中の本会議で野党理事から、総理答弁について答弁漏れがあったのではないかとの指摘があり、議長席の横に登壇して対応させていただきました。初めての経験でしたので、先輩の皆様方には大変ご心配をおかけしました。
その時の様子はNHKで中継されていましたので、ご覧になられた方もいらっしゃると思います。

一方、議院運営委員会の理事にさせていただいた関係で、これまで経験したことのないような会議にも参加する機会をいただいています。
まずは10月30日(火)、国会議員として25年以上勤務された先輩議員の皆様の永年在職議員表彰祝賀会に出席させていただきました。溝手顕正参議院議員、柳本卓治参議院議員が表彰され、院内の議長応接室で伊達忠一参議院議長が主催する祝賀会が開催され、表彰者とともに各会派の幹部の皆さんが出席されました。
続いて31日(水)、アジア太平洋地域の議会図書館の館長の皆さんの大会が日本で開催され、訪日された20ヶ国以上の皆様を歓迎するため、衆参両院議長主催の歓迎レセプションが衆議院議長公邸で開催されました。私も出席させていただき、訪問経験のあるモンゴルの皆さん等とお話をさせていただきました。

11月6日(火)、同じ参議院全国区の建設分野代表で大先輩の佐藤信秋参議院議員の「佐藤のぶあき君を励ます会」が開催され、建設関連産業を中心に1,100人の皆さんが出席されました。ご出席いただきました皆さん、ありがとうございました。
私は、あいにく官邸での行事と重なってしまい、励ます会の開会前に会場に伺わせていただきましたが、すでにたくさんの参加者の皆さんがお集まりになっておられ、大いに賑わっていました。

さて、最近の動向を紹介します。

【国会関係】

10月24日(水)から臨時国会が始まりました。それ以降、国会対策委員会の正副委員長会議や全体会議が毎日のように開かれました。
30日(火)、31日(水)は、本会議で安倍晋三総理大臣の所信表明演説等に対する代表質問が行われました。
11月5日(月)、7日(水)は補正予算の審議のため予算委員会が開かれ、応援で出席させていただきました。なお、7日夕方、緊急上程により本会議が開かれ、平成30年度第1次補正予算が可決成立いたしました。

【自民党関係】

10月25日(木)、11月1日(木)、宏池会の定例会が開催されました。参議院国会対策委員会の副委員長就任に伴い、新たに参議院の国会日程などの報告を担当することになり、早速報告をさせていただきました。

26日(金)、自民党の国土交通部会が開かれました。私からは、第1次補正予算について、災害復旧・復興に関する予算であり早期発注に努めること、そのため災害時の発注ガイドラインに基づき随意契約や指名競争を徹底すること、さらには重要インフラの緊急点検に基づく第2次補正予算の大型化を図ることなどを要請しました。

29日(月)、法務部会において出入国管理法(入管法)改正案の法案審査を行いました。

31日(水)の「いそざき陽輔君を励ます会」、11月1日(木)の「大家敏志政経フォーラム2018in東京」と、参議院の議院運営委員会でご指導いただいている自民党の先輩方のパーティが立て続けに開催されました。私も出席して立礼や乾杯に参加させていただきました。

11月1日(木)、自民党の「住宅土地・都市政策調査会」に出席し、北海道胆振東部地震で被災したむかわ町の商店街の復興や、都市のスポンジ化対策について意見を申し上げました。
続いて、京都市と滋賀県大津市を結ぶ「新しい国道1号バイパス建設促進議連」の総会に幹事長として出席し、財源の面から見ても有料道路制度の導入を検討するよう意見を申し上げました。

2日(金)、「下関北九州道路の整備促進を図る参議院の会設立総会」に出席しました。続いて、「公共工事品質確保に関する議連」の総会に事務局次長として出席いたしました。なお、今後の品確法の改正に向けて建設関連産業の各団体の幹部の皆様方にヒアリングにご出席いただきました。ありがとうございました。

5日(月)、「道路財源確保を求める都道府県議会議員の会」、「下水道事業促進全国大会」、6日(火)、「海岸保全整備促進議連」に出席しました。

【都内の催し】

10月25日(木)、兵庫県建設業協会の川嶋会長、豊岡支部の中川支部長など豊岡支部の皆さんとの意見交換会に谷公一衆議院議員とともに出席しました。

10月30日(火)、全国で直轄ダムの建設に携わった国土交通省OBの皆さんが約30名集まって「全国ダム連絡会」を開催し、ダム技術に関する情報交換を行いました。会長は、中国ダム会会長の尾林さんです。私も東北ブロックの「ダム談議の会」の会長として出席をさせていただき、最近のダムにまつわる話題や今年1月に訪れたラオスのナムニアップダムの施工について紹介させていただきました。
昔からお互いよく知っているダム仲間が久しぶりに集結し、ダム談議に花を咲かせました。楽しかったです。締めはやはり「ダム式万歳」でした。
なお、この会の一部の皆さんに翌日国会見学をしていただきました。その日は臨時国会の所信表明の日で、安倍総理出席の参議院本会議が開会中で私も出席していましたが、本会議場で傍聴していただくことができました。タイミングが合えば、そのようなラッキーな場面に出会うこともありますので、お気軽にお声かけください。

11月5日(月)、「近畿自動車道紀勢線(熊野市~新宮市)建設促進期成同盟会」との意見交換会に、鶴保庸介参議院議員、三ツ矢憲生衆議院議員とともに出席しました。

【地方の催し】

10月28日(日)、法事があって実家のある福知山市を訪れました。
福知山市は、「マウンテン」のチョコレートや「足立音衛門」の栗のパウンドケーキなど知る人ぞ知る「スイーツ」の街ですが、焼肉店や精肉店が市内に数多くあることなどから「肉のまち福知山」としても売り出そうと取り組みが進められています。その一環だと思いますが、福知山の駅前広場で「ふくちやまMEET×MEATフェスティバル2018」が開催されていましたので立ち寄ってみました。なかなかの賑わいで、ジビエとして提供されていた鹿肉も美味くて嬉しくなりました。
なお、以前にも紹介したアーケードのある「新町商店街」において、「福知山ワンダーマーケット」というフリーマーケットが開催中でした。以前、防災のワークショップでご一緒したこのワンダーマーケットの仕掛け人でもある福知山公立大学の谷口教授に、またお会いしました。シャッター街の商店街に若者が行き交い、出店した各ショップもソールドアウトばかりで大変賑わっており、こうした取り組みが定着するよう願っています。

10月26日(金)、全国建設業協会の「北海道地域懇談会」後の懇親会に佐藤信秋参議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。

11月2日(金)、佐賀県唐津市に伺い、佐賀県建設業協会の松尾会長をはじめ幹部の皆さんとの意見交換会に出席させていただきました。なお、途中から山下雄平参議院議員や山口佐賀県知事も出席されました。

【建設分野のトピックス】

国土交通省は、昨年7月に策定した「災害復旧における入札契約方式の適用ガイドライン」の都道府県における浸透状況をまとめました。
その結果、47都道府県中、内部部局にガイドラインを周知し、その運用まで行っているのは、22団体にとどまっていることが明らかになりました。
また、災害復旧工事に随意契約などを適用する内部規則を設けている都道府県が35団体あること、過去5年間に災害対応の工事で随意契約を締結したのは45団体に上ることなどがわかりました。一方、管内市区町村の災害協定や、入札契約方式の規則といった事前検討の状況を把握している都道府県は4団体にとどまることも明らかになりました。
災害復旧のガイドラインは、迅速性が求められる災害復旧や復興事業で、随意契約や指名競争入札などの適用の考え方や手続きに当たっての留意点についてまとめており、全ての発注者に浸透することが望まれます。
私も国会質疑でガイドラインの徹底を訴えてきておりますが、引き続きその浸透に努力して参りたいと考えています。
(日刊建設工業新聞、日刊建設産業新聞の記事の一部を引用)

皆さん、引き続き、ご協力をよろしくお願い申し上げます。