足立としゆき夢だより【第114号】をお届けします

皆さん、あけましておめでとうございます。
足立としゆきです。

本年が皆さんにとりまして素晴らしい年となりますよう、心からご祈念申し上げます。
と願っている中で、1月3日(木)の夜、熊本で震度6弱の地震が発生いたしました。被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。また、年明け早々、対応に当たられた行政や建設関連産業の皆様に心から敬意を表しますとともに、感謝を申し上げます。

今回のことをみても、今年も引き続き地震や水害・土砂災害など大規模災害にしっかりとした備えをしなければならないと改めて強く感じました。皆様、よろしくお願いいたします。

さて、私も早いもので、当選以来3年を迎えます。まだまだ未熟ではありますが、少しでも皆様の期待に応えられるように頑張ってまいりますので、引き続きご支援をよろしくお願いいたします。

さて、年頭にあたり私が今年取り組もうと考えている事項についてご紹介をさせていただきます。

第1に、建設産業再生のための取り組みの充実を図りたいと思います。
建設産業再生のためには「量の確保」と「質の確保」の両面が不可欠です。
このうち工事量を確保する「量の確保」については、安倍晋三総理の指示を受けて講じることとされた緊急対策により今後3カ年の見通しがある程度立ちましたが、さらに今後中長期的に公共事業予算をいかに確保していくのか、かつての5カ年計画のような具体的なビジョンに基づく投資計画のようなものを作成していかなければならないと考えています。
また、仕事をすれば適正な利潤が得られる環境づくりを進める「質の確保」としては、現在佐藤信秋参議院議員とともに進めている品確法の改正に向けた具体的な詰めを行うことで達成されると考えます。ぜひとも期待していただければと思います。

第2に、諸外国と比較して脆弱で、二流・三流のレベルに転落してしまっている日本の「インフラの再生」です。具体的には、高速道路や幹線道路の整備及び4車線化の促進、空港・港湾の整備促進など他国に負けないインフラ整備に本格的に取り組む必要があります。

第3に、迫り来る大規模地震の脅威や、地球温暖化に伴い激甚化している水害・土砂災害に対する備えです。防災・減災の観点からハード・ソフト両面の備えの充実が不可欠です。

引き続き、こうした課題の解決に向けしっかり取り組んで行きたいと考えています。皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。

さて、年末の動向を紹介します。

【国会関係】
国会は閉会中であり、特段の動きはありませんでした。
なお、天皇誕生日の祝宴に皇居にお招きをいただきましたので、夫婦ともども正装して出席させていただきました。

【自民党関係】
12月14日(金)、日本建設業連合会の山内会長、押味副会長、小原理事など幹部の皆さんの要望活動に佐藤信秋参議院議員とともに同行して、岸田文雄政調会長、根本匠厚生労働大臣、野田毅品確議連顧問、林幹雄幹事長代理、加藤勝信総務会長、石井啓一国土交通大臣のところに伺いました。
総額7兆円の「防災・減災、国土強靭化のための3カ年緊急対策」を、当日閣議決定したばかりでしたので、皆さんから前向きなお話を聞くことができました。

12月16日(日)、「キャリアインカレ」の準決勝大会が東京新宿で開催されました。
「キャリアインカレ」とは、マイナビが主催・運営する大学生を対象としたビジネスコンテストで、今年で3回目となります。
「キャリアインカレ」では、協賛企業がテーマを出題します。自民党もJALやワコールなどとともに協賛企業の一員として参加し、「地方創生を軸とした、2020年以降の日本社会を豊かにする新たなイノベーションを提案せよ」というテーマを設定しました。
大学生の皆さんがチームを組み、好きな企業テーマにエントリーし、書類審査、プレゼン動画審査、準決勝と戦っていき、企業代表チームが選定されます。16日はその準決勝でした。私は国会議員では唯一の審査員として参加させていただきました。
準決勝に進んだ8チームの中から自民党代表に勝ち進んだのは、愛知東邦大学の女性2人「チームかしこ」の皆さんです。「まだ東京で夢見てんの?地方で夢かなえよう構想」という挑戦的なタイトルで、リージョナル・イノベーターという地方を活性化させる人材の派遣を行い、地方をバックアップしようという提案です。地方の目線で地方創生を考える姿勢が高く評価されました。
なお今後、協賛企業の代表チーム同士が戦う決勝戦が1月12日に開催され、優勝すると奨学金100万円が贈呈されます。何としても、自民党代表チームに頑張ってもらいたいものです。

12月20日(木)、品確法の改正を行うための自民党のプロジェクトチームの会合(座長:佐藤信秋参議院議員)が顧問の野田毅衆議院議員、参議院幹事長の吉田博美参議院議員などのご出席のもと開催され、座長提案により改正法の骨子案が示されました。
骨子案には、災害時に緊急対応するため随意契約や指名競争入札を活用することを明記すること、働き方改革への対応のための工事発注の平準化や週休2日に向けた取り組みを明記すること、調査・設計分野の品確法上の位置付けを明確化することなどが盛り込まれています。
年明けの通常国会に提出できるように、佐藤信秋参議院議員、盛山正仁衆議院議員とともに今後精力的に取り組んで行きたいと考えていますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

その他、参議院自民党の執行部会、国土交通部会関係合同会議、法務部会、外国人労働力受入れに関する合同会議、外国人材活用推進議連設立総会等に出席するとともに、「福井照君を励ます会」、「本田太郎君を励ます会」に出席して立礼をさせていただきました。

【都内の催し】
12月19日(水)、フェンシング全日本選手権の男子フルーレで優勝した藤野大樹(デンソー岩手)選手が、私の事務所にお越しくださいました。しっかり応援いたしますので、東京オリンピックでも頑張っていただきたいと思います。

12月20日(木)、長野県伊那市で「ふるさと対話集会」を開催しました。
この集会は、自民党の国会議員がさまざまな町を訪れ、地域の皆さんのナマの声「なまごえ」を聞かせていただく活動です。
今回は、建設産業分野の皆さんを中心にお集まりいただき、来年の参議院長野地方区の自民党公認候補で元衆議院議員の小松ゆたかさんにもご出席いただき開催しました。
公共事業予算の今後の見通しや来年の参議院選挙に向けた自民党としての取り組みのあり方などが話題になりました。

12月22日(土)、今年1番頑張ったダムをダムマニアの皆さんで選定する「ダムアワード2018」が東京渋谷で開催されました。
私もダム仲間の皆さんとともに参加させていただきました。
ダム大賞の岩屋ダムさん、おめでとうございます。地味な洪水調節に光が当たって本当に良かったと思います。
それにしてもプレゼンターの萩原さん、琉くん、炭素さん、鷲見さん、星野さん、ダム屋を自負している我々メンバーも舌を巻くほど詳細まで良くご存知で、雨量データや流量データまでしっかり分析し、それらを駆使してプレゼンテーションしておられることに敬服いたしました。こうした皆さんのご努力があってダムへの理解が進んできているように思います。ありがとうございます。

12月25日(火) 、後援会事務所の納会を行いました。たくさんの皆さんに足を運んでいただきました。ありがとうございました。

【地方の催し】
12月15日(土)、7月の西日本豪雨の際に甚大な被害に見舞われた愛媛県大洲市で開催された「肱川緊急治水対策着工式」に出席し、中村時広愛媛県知事、石田祝稔衆議院議員、平井四国地方整備局長とともにご挨拶をさせていただきました。
肱川流域では犠牲者がたくさんおられるため、式典は青で統一され、厳粛な雰囲気の中で行われました。

12月20日(木) 、長野県伊那市で行われた長野県建設業協会の忘年会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。

12月21日(金)、長野県売木村に伺い、清水村長と私の母方の親戚の能見奈津子さんにご挨拶をいたしました。
能見さんは、「地域おこし協力隊」として売木村で活躍し、現在はNHKの「明日はどっちだ」でも紹介されたウルトラマラソンランナーの重見高好さんとともに、売木村の「村づくり総合推進室」で頑張っています。
売木村では、総合推進室が中心となって11月1日に道の駅「南信州うるぎ」をオープンしました。皆さんもぜひお立ち寄りください。

12月21日(金)、静岡県浜松市から愛知県を経由して長野県飯田市に至る「三遠南信自動車道」のうち、静岡県と長野県の県境にある延長5km弱の「青崩トンネル」の工事現場に伺いました。
静岡県側の浜松市天竜区水窪の調査坑の工事現場に、飯田国道事務所の尾出所長にご同行いただき、現場では工事を担当している三井住友建設土木本部の栗林次長をはじめとする皆さんにご案内いただきました。
中央構造線の近くの長大トンネル工事で、大変地質も揉まれていてご苦労されています。坑口から約2kmの切羽の近くまで案内していただきましたが、悪い地質に対して極めて丁寧に工事を進めておられました。
地域の期待がとても大きい道路ですので、早期供用に向け皆さん頑張っていただきたいと思います。

12月22日(土)、神戸市の六甲アイランドで「大阪湾岸道路西伸部」の起工式が開催されました。
私も、末松信介参議院議員や谷公一衆議院議員、盛山正仁衆議院議員など地元の10名の衆参国会議員の先生方や井戸兵庫県知事、久元神戸市長とともに出席してご挨拶をさせていただきました。私からは、「東京のレインボーブリッジや横浜のベイブリッジより素晴らしい神戸港のランドマークとなる橋梁を建設して欲しい」とお願いをさせていただきました。また、続いて鍬入れを執り行わせていただきました。

引き続き、「阪神湾岸地域高速道路網整備促進議員連盟」の総会が開催され、末松信介会長をはじめ西伸部の起工式に出席された来賓の方々が参加されました。私は事務局長として司会進行を務めました。
阪神湾岸地域では、大阪湾岸道路西伸部のみならず、名神湾岸連絡道路、神戸西バイパス、播磨臨海地域道路など高速道路網整備に大変熱い期待が集まっていますので、しっかりそれに応えられるよう頑張りたいと思います。

12月24日(月) 、国土交通省時代から大変お世話になった元北海道開発局の柳屋圭吾さんのお通夜に参列させていただきました。まだまだお若いのに本当に残念です。

12月25日(火)、京都府綾部市に伺い、「綾部市未来・まちづくり研究会」において「これからのインフラ整備を考える」と題して講演を行いました。
続いて、福知山公立大学地域経営学部の谷口知弘教授のコーディネートにより、綾部市の職員の皆さんや京都府の中丹広域振興局の皆さんとともにワークショップに参加し、綾部市の今後についてディスカッションを行いました。
京都府北部では福知山市に続いて2度目の取り組みとなりましたが、事務・技術を問わず若手の皆さんと接することができて、私も刺激を受けました。
この研究会の今後に大いに期待をしたいと思います。

【建設分野のトピックス】
12月14日(金)、近年激甚化している災害により全国で大きな被害が頻発しているため安倍晋三総理からの指示を受けとりまとめられた「重要インフラの緊急点検の結果及び対応方策」等を踏まえ、特に緊急に実施すべき対策として、「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」が閣議決定されました。
国土交通省では、所管する分野において、総点検の結果や得られた教訓等を踏まえ、ソフト・ハードの両面から集中的に取り組んでいくこととしています。
事業実施期間は、平成30年度から平成32年度の3カ年とし、総事業費は約7兆円で、防災のための重要インフラ等の機能維持に約3.6兆円、国民経済・生活を支える重要インフラ等の機能維持に約3.4兆円を予定しています。
このうち、大規模な浸水、土砂災害、地震・津波等による被害の防止・最小化に3兆円、陸海空の交通ネットワークの確保に約2兆円を予定しています。
なお、7兆円のうち国費は3兆円台半ばとされています。
このうち、平成30年度2次補正として対応されるものが1兆円超ありますので、次期通常国会での早期成立を図りたいと考えています。皆さん、ご支援をよろしくお願いいたします。

皆さん、引き続き、ご協力をよろしくお願い申し上げます。