足立としゆき夢だより【第118号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

3月になりました。先日、京都の北野天満宮を訪れましたが、白梅や紅梅など梅の花が満開でした。皆さんの地域ではいかがでしょうか?

3月2日(土)未明、平成31年度政府予算案が衆議院本会議で可決され、参議院に送られて参りました。4日(月)から、参議院予算委員会で本格的な質疑が始まりましたが、参議院としても年度内成立に向け全力で頑張って参ります。皆さんよろしくお願いいたします。

さて、2月25日(月)、皇居において天皇陛下在位30年を記念する「宮中茶会」が開かれ、安倍晋三総理をはじめ衆参国会議員や各省庁の幹部の皆さん約470名が招かれました。私も、皆さんとともに正装で出席をさせていただきました。
まず、雅楽の演奏と舞が披露され、その後、豊明殿という大広間に移り、茶会が始まりました。歓談の場では、皇室の皆様とお話しをする貴重な機会をいただき、皇太子殿下とは平成4年に私の前任の宇塚所長の時に宮ヶ瀬ダムをご視察いただいた話をすることができました。
また、秋篠宮殿下とは平成17年に兵庫県豊岡市で行われたコウノトリの放鳥の式典にご出席いただいた話や近くの出石川の破堤現場をご視察いただいた際に私からご説明をさせていただいた話などをすることができました。
お二人とも良く覚えていらっしゃいまして、大変驚きました。
なお、帰りに「ボンボニエール」という小さな器をお土産にいただきました。中には、かわいい金平糖が入っていました。皇室御用達の「緑寿庵清水」という日本で唯一の専門店の金平糖だそうです。

2月28日(木)、私と同期の参議院の平成28年当選議員で構成する「二八会」のメンバーのうち8名で、茨城県つくば市の農林水産省及び国土交通省関連の研究機関の視察を行いました。
午前中は農林水産省関連の国立研究開発法人の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)を視察し、午後からは国土交通省関連の国土地理院(地理院)、国立研究開発法人建築研究所(建研)、国土技術政策総合研究所(国総研)、国立研究開発法人土木研究所(土研)を視察しました。
地理院では、川崎地理院長などから、地理院の職員が行っているドローンによる災害調査の状況や電子基準点について説明をいただきました。
建研では、緑川理事長の案内で、CLTの実験住宅や実際に火災を発生させる実物大の実験施設を視察しました。
また、国総研・土木研究所では、小俣国総研所長や西川土研理事長の案内で信濃川の大河津分水路の屋外大規模実験施設を見学するとともに、海外の技術者の研修機関であるユネスコ後援機関「水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARMアイチャーム)」に伺い、活動状況などについて説明を受けるとともに、研修生の皆さんと意見交換をさせていただきました。
こうした研究機関の取り組みが日本の技術開発に大きな貢献をしていることを、参加した先生方に改めて認識していただくことができたと思います。お忙しい中、ご案内いただきました皆さんにはありがとうございました。

さて、最近の動向をご紹介します。

【国会関係】

2月12日(火)、イラン・イスラム共和国の国会議長一行が伊達議長を表敬され、私も議長応接室で開催された会合に出席するとともに、本会議場等の案内に同行させていただきました。

なお、本会議が2月22日(金)に開催され、国会同意人事案件を承認する手続きを行いました。また、議院運営委員会の委員会や理事会に出席するとともに、予算委員会に応援で出席いたしました。

【自民党関係】

2月14日(木)、測量設計議連の総会が開催され、佐藤信秋参議院議員をはじめ衆参の国会議員の皆さんとともに出席させていただきました。全国測量設計業協会連合会の野瀬会長をはじめ幹部の皆さんにご出席いただきました。ありがとうございました。

2月18日(月)、都内で開催された「佐藤のぶあきを後援する会」に古賀誠元衆議院議員、脇雅史元参議院議員とともに出席し、応援のご挨拶をさせていただきました。
全国から建設業界の皆さん、国土交通省や都道府県の土木部局のOBの皆さん、住宅生産団体やトラック協会など関連団体の皆さんなど250名を超える方々にお集まりいただき、佐藤信秋先生からもご挨拶があり、気持ちをひとつにすることができました。ありがとうございました。

2月19日(火)、「公共工事品質確保に関する議員連盟(品確議連)」の総会が開催され、品確法の一部改正案ついて了解をいただきました。この改正では、前回の平成26年の改正後の課題等に対応するため災害時の緊急対応の発注者責務の明確化、適切な請負代金・工期の設定や施工時期の平準化等に関する規定を明記するとともに、前回改正当時から課題であった調査・設計・測量について法律の対象として明確に位置付けるための規定を加えることとしています。皆さん、ぜひご期待ください。

2月20日(水)、水道事業促進議員連盟の総会が開催され、全国管工事業協同組合連合会の大澤会長をはじめ幹部の皆さんにご出席をいただきました。ありがとうございました。

2月27日(水)、新名神高速道路建設促進議連に出席し、「関西圏の高速道路ネットワークは、首都圏や中部圏に比べると遅れている。早期整備をお願いしたい」との意見を申し上げました。

その他、自民党政調の国土交通部会、経済成長戦略本部の会合、離島振興特別委員会、災害対策特別委員会の諸課題対応に関する小委員会、観光立国調査会、法務部会、所有者不明土地等に関する特命委員会、国際協力調査会役員会、ワールドマスターズゲームズ2021関西推進議連準備会、SDGs外交議連シンポジウムなどに出席しました。

また、参議院自民党執行部会、国会対策委員会の全体会議や正副委員長会議、国対正副と各委員会委員長・理事との打合せ会、宏池会例会など定例的な会議に出席しました。

さらに、山本順三君を励ます会、小野寺五典君を励ます会に出席し立礼をさせていただくとともに、大沼みずほ参議院議員のお父様の「大沼保昭氏を偲ぶ会」に出席しました。

【都内の催し】

2月13日(水)、東海北陸自動車道全線四車線化総決起大会に出席し、「中部地方整備局長としてやり残した仕事でもあり、早期完成に全力を尽くします」とご挨拶をさせていただきました。

2月15日(金) 、和歌山県人会の「谷口氏の叙勲お祝いと新年祝賀会」に出席し、国土交通省の大先輩で高校の先輩でもある谷口元事務次官の叙勲に対し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。

2月19日(火)、コンサルティングエンジニア連盟の総会に佐藤信秋参議院議員とともに出席し、国政報告をさせていただくとともに、インドネシアのスラウェシ島の地震災害について報告をさせていただきました。

その他、国土庁水資源部に勤務した際の先輩や同僚との懇談会である「二水会」、福島県建設業協会田島支部の皆さんとの意見交換会、和歌山県の橋本市建設業協会の皆さんとの意見交換会、建設省・国土交通省のOBで海外勤務経験のある皆さんの集まりである「建設国際会」、高知県の物部川改修期成同盟会の皆さんとの意見交換会、全国防災協会理事会、国土交通省中部地方整備局の勤務経験者で構成される「東京中部総会」、かつて建設省でダム建設を担当していた開発課のOBの皆さんにより構成される「開友会」、宮崎県建設業協会西都地区協会の皆さんとの意見交換会等に出席しました。

【地方の催し】

2月16日(土)、福岡市で開催された「佐藤のぶあき先生を支援する会」に佐藤信秋参議院議員とともに出席し、応援のご挨拶をさせていただきました。
この会は、九州・沖縄地区の建設業協会の開催したもので、九州地方整備局や各県の土木担当部局のOBの皆さんにも参加いただきました。
なお、続いて九州地方整備局のOBの皆さんを中心とする「佐藤のぶあきを後援する会-九州」による懇談会が開催され、大いに盛り上がりました。

2月23日(土)、高知県北部の仁淀川町において、4月の県議会議員選挙に臨まれる「横山文人を励ます会・仁淀川町総決起大会」が開催され、山本有二衆議院議員、佐藤信秋参議院議員、高野光二郎参議院議員の奥様とともに出席して激励のご挨拶をさせていただきました。
続いて、「参議院議員佐藤信秋を囲む会」が開催され、山本有二衆議院議員とともに出席して激励のご挨拶をさせていただきました。
いずれの会も土曜日のお忙しい中、大石仁淀川町長、若藤議長、西森前議長、地元建設業協会の西森鶴会長、前高知県建設業協会の山中前会長など250名を超える皆さんにお集まりいただきました。心から感謝を申し上げます。

2月24日(日)、高知県西部の四万十市において、建設業の皆さんが中心となって「佐藤信秋決起集会」が開催され、山本有二衆議院議員とともに出席し、激励のご挨拶をさせていただきました。
また、4月の統一地方選で再選目指す県議2名、初当選を目指す県議候補者2名の方々にもご出席をいただきました。
会場には、高知県建設業協会の幡多支部連合会の土居会長など建設業を中心に200名近い方々にご出席をいただき、熱気溢れる会となりました。ありがとうございました。
決起集会に先立ち、地元建設業界の皆さんの要望会が開催され、インフラ整備や建設業の課題に関する数々の要望を伺いました。

3月2日(土)、静岡県浜松市佐久間町で開催された三遠南信自動車道(佐久間川合IC~東栄IC)開通式に、地元の城内実衆議院議員、佐藤信秋参議院議員など9名の衆参国会議員の皆さん、地元の市町長、池田道路局長、勢田中部地方整備局長、田中里佳浜松河川国道事務所長とともに出席し、お祝いのご挨拶やテープカットをさせていただきました。
この道路は、私が中部地方整備局長として直接担当していたもので、関わりの深い道路の開通に感慨無量でありました。

【建設分野のトピックス】

国土交通省では、あらかじめ最適な仕様を確定することが困難な工事などに適用する「技術提案・交渉方式」を中小規模の工事にも適用を拡大していく方針を示しています。
この方式は、大規模工事や難易度の高い工事を中心に適用されてきましたが、手続き期間の短縮など運用を改善し、規模、難易度によらず、地元・関係機関等との調整を要する工事などにも適用することが可能となります。
この方式は、施工者とあらかじめ施工条件や工事費を合意できることから、不調・不落対策にも有効との声もあり、適用の拡大により、「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」で増加が見込まれる公共工事が確実かつ円滑に執行されることを期待しています。

国土交通省では、来年度、直轄工事を対象に「週休2日交替制モデル工事(仮称)」の試行に取り組むこととしています。従来は、「現場閉所」を条件に、積算で週休2日の補正係数を適用して、現場単位での休日の確保を促してきましたが、現場閉所が難しく「交替制」で休日確保を行う工事にも補正係数を適用できるようにするものです。モデル工事の試行により、建設業の働き方改革が促進されるよう期待します。
一方、国土交通省では、来年度、道路・河川などの工事現場でICT施工の適用工種を拡大し、そのために必要な技術基準類の策定を順次進めることとしています。これにより、道路工事、河川工事いずれも、2020年度までに、全ての主要工種でICT施工を行えるようにする方針です。来年度は、土工(軟岩)、土工(床掘り)、のり面工(吹き付け工)、付帯構造物設置工、地盤改良工(浅層・中層混合処理)、土工(河床掘削)に導入を拡大していく予定です。
これにより、建設現場でのICTの導入が拡大し、建設現場の生産性が大幅に向上することを期待しています。

皆さん、引き続き、ご協力をよろしくお願い申し上げます。