足立としゆき夢だより【第157号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

8月28日(金)、安倍総理が突然辞意を表明されました。とても驚きました。新型コロナの影響もあって肉体的にも大変な状況だったんだろうと思いますが、まずは、「お疲れさま」とこれまでの超人的な活動をねぎらいたいと思います。建設分野の皆様は、アベノミクスによる財政出動で厳しい状況を脱することができたと実感されている方々が多いと思います。皆様とともに、心から感謝を申し上げたいと思います。

なお、こうした動きを受けて、私の所属する派閥の宏池会では岸田文雄会長の出馬など様々な動きがあります。総裁選に向けた動きについては、のちほど別途紹介させていただきたいと思います。

さて、大型で非常に強い台風10号が、九州地方を暴風域に巻き込みながら、九州西方を北上しました。気象庁や国土交通省からは、事前に「これまで経験したことのないような特別警報級の強さの台風であり、最大級の警戒が必要」という注意喚起の会見が再三行われ、これまでにないような事前の避難など、各地で様々な取り組みが行われたことと思います。

この台風によって、9月10日時点で死者3名、行方不明者4名という人的被害が出ました。
特に、宮崎県建設業協会日向支部の相談役である相生組社長の社屋や住宅が被災して、相談役ご本人は病院に搬送され入院中ですが、ご家族2名と外国人高度技術専門職のベトナム人2名が行方不明になっています。
9月9日(水)に参議院災害対策特別委員会の委員派遣で熊本県南部の球磨村や人吉市を訪問した後、長峯誠参議院議員とともに、山越えで宮崎県椎葉村に入り、椎葉村長から状況についてお話を伺った後、被災した現地に伺いました。
大規模な土石流の直撃で被災した会社や住宅の建物は跡形もないような状況で、大変痛ましい状況でした。NHKの報道によれば、行方不明になっておられる相生組の専務が「台風が過ぎた後、復旧作業にすぐに取りかかれるよう事務所に待機していると」話しておられたとのことで、とても無念に思いました。まさに、地域の建設業が災害復旧の担い手であることを身をもって示されたのではないかと強く感じました。その思いに何としても報いなければならないと考えています。

【自民党総裁選に向けた動き】

安倍総裁の辞任の表明を受けて、自民党総裁選に向けた動きが活発化しています。

私が所属する宏池会では、8月31日(月)に緊急総会が開催され、出馬に意欲を示す岸田文雄政調会長がご挨拶されました。
9月1日(火)に、再び緊急総会が開催され、岸田会長が総裁選への出馬を表明をされましたが、気持ちのこもったとても感動的な決意表明でした。

2日(水)には、朝から参議院議員会館の自民党の先生方に、岸田会長、林座長など幹部の皆様とご一緒に、お願いのご挨拶に回らせていただきました。私の事務所にもわざわざお立ち寄りいただき、事務所のメンバーも感謝いたしておりました。
3日(木)にも、参議院宏池会の同僚議員のこやり議員、藤木議員とともに、同期の二八会の先生方や、昨年当選組の令元会の先生方にご挨拶のため参議院議員会館の事務室を回らせていただきました。

7日(月)、自民党総裁選に向けて、神戸市で「岸田文雄政調会長を囲む会」を開催しました。岸田会長は、台風10号への対応のため東京を離れることができなかったため、急遽会長の奥様の裕子夫人にご出席いただきました。
会は、ご地元の盛山正仁衆議院議員の冒頭のご挨拶、兵庫県後援会の藤尾会長のご挨拶、岸田会長のリモートでの決意表明、裕子夫人のお願いのご挨拶、私のお礼の挨拶とガンバロー・コールの順で行いました。
参加者は、兵庫県議会議員、神戸市議会議員はじめ、建設産業及び運輸部門からは、全国測量設計業協会連合会の野瀬政治連盟会長、兵庫県協会の四方副会長、神戸支部の田村支部長、兵庫県建設業協会の松田会長、岡副会長、神戸支部の山下支部長他副支部長等、寄神組の久保田技術部長、東洋建設神戸営業所の加藤次長、住宅生産団体連合会から積水ハウスの三浦専務等、大和ハウスの山本常務等、ミサワホーム近畿の本田管理本部長等をはじめ約50名の皆様でした。台風10号の影響が続く中、急なお呼びかけにもかかわらずお集まりいただいた皆様、ありがとうございました。

8日(火)は自民党総裁選の告示日で、宏池会では午前中に都内のホテルで出陣式を行いました。選対本部長の遠藤利明衆議院議員のご挨拶のあと、岸田候補から気合い溢れる決意表明がありました。なかなか厳しい環境下ではありますが、頑張っていただきたいと思っています。最後に西田昭二衆議院議員によりガンバロー・コールが行われましたが、そのあと、恒例の「カツカレー」が提供され、みんなで決意を込めていただきました。

午後からは、党本部で自民党総裁選候補の「所見発表演説会」が開催され、石破茂候補、菅義偉候補、岸田文雄候補の順に演説が行われました。
岸田候補からは、冒頭に防災・減災、国土強靭化の3か年計画の継続・拡充に全力をあげて取り組むことなど、熱の入った決意の発表があり、我々建設分野にとりましても大変勇気づけられるご発言で、感激いたしました。

【熊本県南部被災地調査】

8月24日(月)、梅雨前線に伴う豪雨災害で被災した熊本県南部に、再び現地調査に入りました。熊本県八代市の副市長や九州地方整備局の河川部長を歴任され、7月21日付けで退官された佐藤克英前東北地方整備局長にもご同行いただきました。なお、現地に詳しい九州地方整備局OBの遠山さんにご案内いただきました。

まず、平成21年の政権交代に伴い前原元国土交通大臣によって中止とされた五木村の川辺川ダムの建設予定地を訪れました。平成11年に完成した仮排水路トンネルの呑口や、本体工事用の骨材製造設備や貯蔵設備などの基礎も確認できました。まさに本体工事着手直前にストップしたことがありありとわかり、改めてこのダムが完成していたらと残念な思いにとらわれました。

次に、川辺川ダム貯水池予定地からの移転者の多くの方々が現在住んでいる頭地代替地の五木村役場に伺い、和田前村長にお会いして意見交換をさせていただきました。前村長からは、これまでの経緯や地元の思いについて改めてお話を伺いました。
その後、川辺川ダムの貯水池予定地の末端にあたる地区の付け替え道路の橋梁新設工事の現場を見させていただきました。本来、国が補償工事で行うべき工事でしたが、現在は県で施工中でした。

続いて、熊本地震で被災した人吉市市役所の仮庁舎の置かれている人吉市カルチャーパレスに伺い、松岡市長と意見交換をさせていただきました。ご地元の溝口県議が同席されました。市長からは、まちづくりと一体となった抜本的な治水対策や、集団移転を希望されている地区の対応のありかたなどについてお話がありました。
次に、落橋した人吉市内の西瀬橋の仮復旧の現場に伺いました。現地で工事を担当している鹿児島国道事務所の森副所長、施工を担当している丸昭建設の土木部の伊藤総括部長、安全品質部の西部長にご案内いただきました。この橋は小学校への登校ルートとなっていることから、整備局が日頃から保有している応急架設橋を大型クレーンで緊急に設置するなど迅速な施工が進められており、そのスピード感に驚きました。

その後、球磨川沿いの両岸で被災している国道219号、県道中津道八代線について、延長約100kmにわたり権限代行で九州地方整備局が復旧を行っている現場に伺いました。案内は、熊本県建設業協会人吉支部の味岡副支部長、満石理事にご案内いただきました。

途中、球磨村役場に伺い、松谷村長と意見交換をさせていただきましたが、村長からは、住宅や道路の復旧をどういう高さで行うべきかなどのお話をいただきました。

引き続き、球磨村や芦北町、八代市の坂本地区などの被災地や落橋箇所などを視察しながら、球磨川沿いを下りました。一部、肥薩線の線路敷きに盛り土を行い、仮付け替え道路に活用しているのを見ましたが、こういう応急処置は直轄しかできないだろうと強く感じました。

その後、八代市の鏡支所で中村市長、佐藤前局長が副市長の頃の市長であった坂田県議と意見交換をさせていただきました。市長や県議からは、過去の経緯についてお話を伺うとともに、坂本地区の被災状況や下流の萩原堤防の整備に関する要望などのお話を伺いました。

今回が、被災後4回目の現地調査でしたが、着々と復旧が進んでおり、大きな懸案であった球磨川沿いの被災した道路の通行がお盆前の8月11日(火)に確保できたことは地域の方々にとっては大変ありがたいことであり、直轄代行で頑張って復旧に当たっていただいた整備局の皆さんや、地域の建設業の皆さんに心から感謝を申し上げます。

なお、その他最近の動向は次のとおりです。

【国会の動き】

8月26日(水)、参議院災害対策特別委員会の理事懇が開催され、7月の豪雨災害に関して報告を受けました。
9月9日(水)、参議院災害対策特別委員会の委員派遣で、杉久武委員長、長峯誠与党筆頭理事をはじめ6名の委員や、ご地元の松村祥史先生、馬場成志先生とともに、7月の豪雨災害で被災した熊本県南部に伺いました。
最初に人吉市下流側の渓谷部の球磨村に伺い、被災した渡小学校を視察しました。森教育長のご案内で、被災した校舎の内部まで見させていただきました。とても痛々しい状況でした。
続いて14名の犠牲者を出した特養ホームの千寿園に伺いました。残念ながら入居者全員を避難させることができなかった職員の方々のお話を伺い、その無念さを痛いほど感じました。

人吉市内に戻り、応急復旧で9月4日に開通した西瀬橋に伺いました。8月24日に架設状況を見せていただいた落橋した橋が、見事に機能を回復していました。九州地方整備局の村山局長や沓掛道路部長にご説明いただきましたが、9月4日から子供たちの通学路として復活していると伺い、直轄代行の力強さを改めて強く感じました。

その後、高台のホテルに移動して、田嶋熊本県副知事、松岡人吉市長、松谷球磨村長と意見交換をさせていただきました。松岡市長や松谷村長からは、街づくりとあわせて抜本的な治水対策を要請されました。
私からは、直轄の権限代行による迅速な復旧に感謝するとともに、九州地方整備局の人員・組織についてお力添えをいただくよう各委員の先生方にお願いしました。さらに、川辺川ダムの建設を含めた抜本的な治水対策を早期に進めるようお願いしました。

続いて、球磨川沿いの温泉旅館「あゆの里」に伺い、被害の状況についてご説明いただきました。発災当初に訪れた頃からするとかなり片付けが進んでおり、何とか早期に営業を開始されるよう期待したいと思います。

その後、人吉市内の梢山グランドの仮設団地に伺いました。熊本の気候に配慮した木造の暖かみのある仮設住宅で、バリアフリーも徹底しており、以前に比べて大きく改善されていると感じました。

【自民党の動き】

8月23日(月)、同僚の藤木眞也参議院議員のお父様である藤木勝也様の通夜が熊本県御船町で執り行われました。岸田文雄政調会長、林芳正宏池会座長、ご地元の松村祥史参議院議員、馬場正志参議院議員、金子恭之衆議院議員らとともに参列させていただきました。

8月26日(水)、熊本県南部の豪雨災害で激甚な被害を受けた人吉市の松岡市長が、地元の溝口県議とともに、世耕参議院自民党幹事長、岸田文雄自民党政調会長のもとに先日の現地視察、その後の支援のお礼にお越しになりました。大変お忙しい中、わざわざ足を運んでいただいた市長の真摯な態度には頭が下がります。
私もご地元の参議院議員の松村祥史先生、馬場成志先生、衆議院議員の金子恭之先生らとともに立ち合わせていただきました。
その他、執行部会、副幹事長会議、自民党災害対策特別委員会、与党技術士議員連盟の会合などに出席するとともに、遠藤利明衆議院議員のセミナーに参加し、立礼をさせていただきました。

【都内の動き】

8月25日(火)、東北経済連合会の海輪会長、東北建設業協会連合会の千葉会長が、二階俊博幹事長に公共事業予算確保について要望されました。佐藤信秋参議院議員とともに同席させていただきました。

お盆休みが終わり、要望活動などで東京に来られる方々が増えてきました。もちろん、それぞれ新型コロナウイルス対策をしっかり講じた上でお越しいただいています。皆さんも上京の折には、ぜひお立ち寄りください。よろしくお願いいたします。

【地方の動き】

8月23日(日)、地震で落橋した阿蘇大橋の架け替え工事現場に伺いました。落橋した地点の下流側600mに新橋を建設中で、中央部の併合が間近というところまで工事が進んでおり、来年3月開通の見通しとのことでした。
翌朝、熊本市役所の14階を訪れ、地震で被災した熊本城の復旧状況を確認しました。大天守は急ピッチで復旧され、2019年10月5日から特別公開されています。

8月27日(木)から2日間、青森県建設業協会の鹿内会長のご高配で青森市、十和田市、弘前市で関係する支部の幹部の皆さんを対象に国政報告会を開催していただきました。続いて、青森市で建設産業団体連合会の幹部の皆さんにも国政報告をさせていただきました。私からは、「ポスト・コロナ時代の新たな国土づくりに向けて」と題して講演をさせていただきました。ご参加いただきました皆さん、三密対策をしっかり講じていただきました事務局の皆さん、ありがとうございました。

なお、青森県建設業協会の国政報告会の合間に県庁に伺い、三村知事、宮本理事とインフラ整備について意見交換をさせていただきました。知事からは予算確保について強い要望をいただきました。なお、宮本理事は、元部下で、昨年ドイツやスイスの近自然河川工法の現場視察に一緒に行った仲間です。
また、弘前市では櫻田市長が報告会会場にお越しになり、インフラ整備や観光振興について意見交換をさせていただきました。

8月30日(日)、高知県土佐市に伺い、「土佐市の治水を考える会」にご地元の山本有二衆議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。開催にご尽力いただきました土佐建設業協会の西村会長をはじめ幹部の皆様、土佐市の板原市長をはじめ関係の皆様に感謝を申し上げます。
考える会では、国土交通省高知河川国道事務所の多田所長から、「土佐市における流域治水の展望」と題して、ご講演をいただきました。最近話題の流域治水ですので、会場の皆さんの関心は非常に高いと感じました。

なお、考える会に先立ち、高知河川国道事務所の多田所長、森本副所長のご案内で、直轄化の要望を受けている香美市の高知海岸を視察しました。
続いて、一級河川の物部川に伺い、建設省が建設し、現在、県が管理している永瀬ダムを視察しました。このダムは、下流の直轄区間に大きな効果のあるダムで、私は四国地方整備局長の当時から必要に応じてダム再生で洪水調節効果を拡大することが必要ではないかと考えていました。

続いて、日高村の日下川放水路の新設現場に伺いました。この放水路は延長5.3kmで、吞口側と吐口側の両側から工事が行われていますが、今回は鹿島建設が施工中の呑口側の現場を視察しました。高知河川国道事務所の多田所長、森本副所長に加え、施工を担当している鹿島建設の吉田四国支店長、藤井工事事務所所長にご案内いただきました。吉田支店長は、大学の研究室の1年後輩で、1年ぶりにお会いしました。
現場は、水路トンネルの施工中にもかかわらず川床にあたる部分に簡易舗装がなされており、非常にきれいだと感じました。また、現場事務所などの看板が土佐弁になっていて、地元でも評判とのことでした。

9月2日(水)、富山市に伺い、富山県建設業協会が富山県測量設計業協会、斜面防災技術協会外山支部などと共催して開催した「石井隆一富山県知事を激励する会」に、宮腰光廣衆議院議員とともに出席し、激励のご挨拶をさせていただきました。知事が消防庁長官当時、同じ危機管理宿舎に入居し、ご一緒に危機管理の仕事に携わりましたので、しっかり応援をさせていただきたいと思います。
なお、引き続きお集まりの建設分野の皆さんに富山県建設業協会の竹内会長のご配慮で国政報告を行い、意見交換をさせていただきました。

9月5日(土)、和歌山県南部の那智勝浦町で、国道42号串本太地道路の用地幅杭設置式が開催され、二階俊博自民党幹事長、門博文国土交通政務官、仁坂和歌山県知事、吉岡道路局長、溝口近畿地方整備局長らとともに出席し、お祝いのご挨拶をさせていただくとともに、用地幅杭のくい打ちを行わせていただきました。
この道路は、南海トラフ巨大地震の脅威を目前に控えた紀伊半島南部にとって大変重要な道路であり、早期完成が望まれます。なお、現地には和歌山県建設業協会の中井会長の息子さんで、中井組の社長にご案内いただきました。