足立としゆき夢だより【第73号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

1月20日に始まりました第193回国会は、6月18日をもって閉会いたしました。

今国会では、前半の3月27日に平成29年度政府予算が参議院本会議で可決・成立し、公共事業費は国費で約6兆円、対前年度1.00倍の微増となりました。現在、順次入札契約の手続きに入っているところだと思います。
ところで、平成28年度は3次にわたる1.6兆円規模の補正予算がありました。これにより、地域経済にも大きな効果をあげたと考えられます。アベノミクス第一弾のような3年目の息切れを起こさないためにも、平成29年度も平成28年度並みの大型補正予算を確保しなければならないと考えています。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

後半の国会では、法案を中心に審議が進められ、国土交通省関係で9本の法律が成立いたしました。私も、「都市緑地法等の一部改正案」及び「水防法等の一部改正案」の質疑に立ち、その成立に貢献できたのではないかと思っています。

なお、会期末直前の6月14日から15日にかけて、組織犯罪処罰法の一部を改正する法律案、いわゆるテロ等準備罪法案の参議院本会議での審議が行われました。
皆さんもニュースなどでご覧になられたと思いますが、14日の10時に本会議が開会され、衆議院での安倍内閣不信任決議案の審議をはさんで、約22時間にわたり断続的に本会議での審議が行われ、15日の早朝7時46分に採決・可決されました。
会期の最後に徹夜国会となり、私が所属する議院運営委員会が反対議員に囲まれたり、牛歩戦術の野党の3議員の投票が無効になったり、いろいろドラマがあって皆様にはご心配をおかけしましたが、私にとっては大変印象に残る国会となりました。
この経験を活かして引き続き頑張っていきたいと考えていますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
最近の動向を紹介します。

まず、国会関係では、6月7日、9日、14日、15日、16日に参議院本会議に出席しました。常任委員会では、国土交通省所管の住宅宿泊事業法、いわゆる民泊法案等の審議のため、6月6日、8日、13日に国土交通委員会に出席しました。その他、6月7日の政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会、16日の法務委員会に差し替えで、16日の予算委員会に応援で出席しました。

自民党関係では、6月6日、国土交通部会で計画的な公共事業予算の確保、すなわち平成30年度当初予算の拡大とあわせて平成29年度大型補正予算の確保を要請しました。
続いて環境部会で地球温暖化対策のうち災害対策など適応策の推進を環境省に要請しました。地球温暖化の適応策の推進は私のライフワークのひとつですが、環境部会を中心に再三働きかけを行って来た結果、「経済財政運営と改革の基本方針2017」いわゆる骨太方針に、「気候変動の脅威に対して世界全体で取り組むため、(中略)防災に関する適応策を推進する」という文言が初めて盛り込まれました。私にとっても、充実感のある大きな一歩だと思います。
その後、都市緑地等整備促進議連・都市公園緑地対策特別委員会合同会議に出席して、先日国会で質疑に立ち可決・成立した都市緑地法等の一部改正案について、公園の管理に民間、特に造園業界が参画できるようになったことを業界の皆さんにも周知徹底するようお願いしました。
続いて、建築設計議連の総会に出席し、建築分野において国土交通省営繕部が行っている一般管理費のアップや入札時の積算数量活用方式の導入などの取り組みについて大いに評価するとともに、さらなる充実強化を要請しました。
8日、下水道事業促進議連に出席し、地球温暖化に伴う気候変化による浸水被害に対する内水対策の強化を要請しました。
13日、与党技術士議連設立総会に出席し、議連の幹事長に任命していただきました。私からは、この資格が国際的に通用するように取り組んでいただくよう要請しました。
徹夜明けの15日、ITS推進・道路調査会無電柱化小委員会に出席し、京都市内の無電柱化の遅れを指摘するとともに、歴史的町並みや重要伝統的建造物群保存地区などの無電柱化の推進を要請しました。また、自民党本部で行われた都議選の23区総決起大会に出席して、二階俊博幹事長や下村博文都連会長をはじめ自民党幹部の皆様とともに参加者に支援をお願いしました。
引き続き、地球温暖化対策の関係で、環境・温暖化対策調査会メンバーとして山本公一環境大臣への申し入れに同行するとともに、意見交換会において防災に関する適応策の推進について、直接大臣に意見を申し上げました。山本大臣からは、「河川の適応策はなかなか難しいので、足立さんにも協力をお願いしたい」とのご発言をいただきました。ありがたい限りです。

その他、政策調査会の全体会議・経済構造改革に関する特命委員会合同会議、災害対策特別委員会、東日本大震災復興加速化本部、IR実施に向けた制度・対策に関する検討PT、CLTで地方創生を実現する議連、憲法改正推進本部、環境・温暖化対策調査会、近畿ブロック両院協議会、宏池会の例会などに出席しました。

また、6月7日に山口泰明衆議院議員、8日に竹本直一衆議院議員、佐田玄一郎衆議院議員のパーティが都内で開催され、出席いたしました。

都内の催しでは、6月6日、国土交通省時代にお世話になりました新潟県の國定三条市長や久住見附市長、兵庫県の中貝豊岡市長、京都府の大橋福知山市長、高知県の戸梶日高村長など水害で被災した自治体首長が設立した「水害サミット」後の懇親会に出席してご挨拶をさせていただきました。続いて、福島県の立谷相馬市長を中心とする「社会資本整備を考える首長の会」に出席し、ご挨拶をさせていただきました
7日、中九州横断道路建設促進大会に出席し、整備促進を訴えました。また、国土交通省の技術系の先輩の皆さんで構成する建交会の叙勲パーティに出席し、ご挨拶をさせていただきました。さらに、20年来親交のあるスイス在住のスイス近自然学研究所の山脇代表との意見交換会に参加しました。
8日、京都府の山田知事の予算要望説明会に出席し、山陰近畿自動車道の整備や京都縦貫道の四車化、京都市内の道路ネットワークの整備推進等を訴えました。また、全国土木部長会の総会・叙勲祝賀会に出席してご挨拶をさせていただきました。
15日、国土交通省関東地方整備局のOBで構成される建設東京OB会に出席してご挨拶をさせていただきました。

その他、この時期は関連団体の総会が順次開催されており、国会の合間を縫って可能な限り出席してご挨拶をさせていただいており、今回は、全国建設コンサルタント業協会連合会の会合、全国高速道路建設協議会総会、全国管工機材商業連合会の総会意見交換会などに出席しました

一方、地方にも引き続き伺っており、6月10日、岐阜県美濃加茂市・坂祝町に伺い、木曽川支川の賀茂川排水機場のポンプ増設の完成式典に、渡辺猛之参議院議員など2名の国会議員の先生方とともに出席して、お祝いのご挨拶をさせていただきました。
この事業は、私が中部地方整備局長を務めていた平成23年9月の内水被害を契機に対策強化の要請が高まり、本省水管理・国土保全局長の平成25年2月に事業化が決定した思い出深いプロジェクトです。何とか、責任を果たすことが出来て、感無量でした。
13日には新潟市に伺い、新潟県建設産業団体連合会の総会後の懇親会に、佐藤信秋参議院議員とともに出席してご挨拶をさせていただくとともに、佐藤先生と私の新潟後援会の皆様との意見交換会に出席してご挨拶をさせていただきました。

この時期は全国各地で様々な式典や催しが数多く開催されており、お声をかけていただいたにもかかわらず残念ながら出席が叶わなかったものもたくさんありました。心からお詫びを申し上げます。私としても、できるだけ出席させていただくよう努力いたしますので、引き続きお声かけをいただきますようお願い申し上げます。次期国会までは多少時間的に余裕が出来ましたので、できるだけ全国各地にお伺いし、皆様にご挨拶をさせていただくつもりです。よろしくお願いいたします。

なお、6月15日から議員会館のスタッフに、国土交通省出身の松井健一さんがメンバーとして加わりました。松井さんは、高校、大学、建設省・国土交通省の後輩で、河川行政や入札契約制度に詳しい技術分野の専門家です。他のメンバーともども、どうぞよろしくお願いいたします

引き続き、皆様にはご支援のほどよろしくお願いいたします。