建設中の南摩ダムに伺う

11月21日(火) 、栃木県鹿沼市で水資源機構が建設中の南摩ダムに伺いました。
現地には、水資源機構の竜澤ダム事業部長、長田次長、福田思川開発建設所長にご案内いただき、ダム本体の建設現場では大成建設の長井作業所長に施工中のコンクリート表面遮水壁工事(フェイススラブ打設)についてご説明をいただきました。国土交通省OBで大成建設本社の越智常務執行役員等にも合流いただきました。
このダムは、コンクリート表面遮水型ロックフィルダム(CFRD)で、先行してロック材を盛り立てた上流側にコンクリートのフェイススラブを施工し、堤体内に水が浸透しないよう覆うダムで、ダム本体工事で本格的に採用するのは日本で初めてです。
フェイススラブは、移動式型枠をウインチで牽引し1時間に2mの速度で連続的にコンクリートを打設することができます。上流面は急勾配ではありますが、あらかじめ設置してある鉄筋の間に堅練りのコンクリートを流し込んでも、水分が分離してたれることもなく、また型枠が浮き上がることもなく、高品質なフェイススラブを継目無く連続的に打設できていました。
百聞は一見にしかず、またとないチャンスですので、ぜひ皆さんも現地でご覧ください。