参議院災害対策特別委員会-所信表明演説に対する質疑-

3月11日(金)、参議院災害対策特別委員会で、二之湯智防災担当大臣の所信表明演説に対する質疑に立ちました。
大臣には、東日本大震災の記憶や教訓の伝承が図られるよう「3.11伝承ロード」などの取り組みへの支援をお願いしました。大臣からはご快諾いただきました。
また、東北地方整備局が「櫛の歯」作戦と名付けた被災地への進入路の確保について、各地であらかじめ検討しておくことの必要性と、そのルートが被災しないように耐震対策や道路改良などの措置を講じておくことの必要性を、国土交通省の村山道路局長に訴えました。
また、豪雪の問題について、岐阜県の高山市や白川村、兵庫県の朝来市、京都府の福知山市など各地で除雪費が増額となって苦労しているため、総務省、国土交通省に自治体に対する除雪費への支援をお願いしました。
また、直轄の除雪工事の発注について、稼働率や待機の問題があり、採算性が悪いとの声を紹介し、廣瀬技術審議官に積算上の改善を求めました。
さらに、新千歳空港のようなコンセッション方式で民間管理をしている空港について、災害規模の豪雪やコロナ対応など民間の手に負えない事態が発生した場合に国からの支援を航空局にお願いしました。
最後に、地すべりで変状した富山県氷見市熊無地区の国道415号について、地元から要望の強いバイパス整備を進めるよう村山道路局長に要請しました。