建設中の南摩ダム

久しぶりにダムマニア・アダチです
栃木県鹿沼市で水資源機構が建設中の南摩ダム、施工は大成建設です
このダムは、ダム高86.5m、総貯水容量5,100 万m³のコンクリート表面遮水型ロックフィルダム(CFRD)で、水資源機構により建設工事が進められています
先行してロック材を盛り立てた上流側に、現在、堤体内に水が浸透しないよう覆うフェイススラブの施工中です
この形式を本格的にダム本体工事に採用するのは日本で初めてです
フェイススラブは、移動式型枠をウインチで牽引し、1時間に2mの速度で連続的にコンクリートを打設することが可能です
上流面は急勾配ではありますが、あらかじめ設置してある鉄筋の間に堅練りのコンクリートを流し込みますが、水分が分離して垂れることもなく、また型枠が浮き上がることもなく、高品質なフェイススラブを継目無く連続的に打設することができていました
私も初めての経験でしたが、とても感激しました