芳ノ元トンネル関連の地すべり対策工事の施工現場視察

3月14日(木)、宮崎県内のインフラの整備状況視察のため、東九州自動車道の芳ノ元トンネル関連の地すべり対策工事の施工現場に伺いました。国土交通省宮崎河川国道事務所の松村所長、宮崎県建設業協会の藤元会長、宮崎地区建設業協会の本部会長、国土交通省OB の赤木さんにご同行いただきました。
芳ノ元トンネル(全長1880m)は東九州自動車道の難工事として有名で、地すべり対策工が必要とわかりトンネルのルートを変更するとともに、トンネル上部にある山体から大量の土砂を撤去し、さらには地下水の排水施設を整備し、当初予定より6年半ほど長くかかって国土交通省が完成したトンネルです。
私も平成27年12月、令和3年10月と2度視察をさせていただいた現場ですが、山の上部の土砂を取り除き、トンネルにかかる重量を減らして、地滑りが起きないようにする「 頭部排土(とうぶはいど )」と呼ばれる工法を採用した現場で、もともとの山の地表面から約20mの土砂を取り除いており、その土量が約84万m3に上る難工事の現場です。芳ノ元トンネルを含む東九州自動車道は昨年3月25日に開通しています。現地では、安仲副所長に詳しくご説明をいただきました。また、現場監督の大淀開発の榊さんにも立会っていただきました。ありがとうございました。