足立としゆき夢だより【第109号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

9月に行われた自民党の総裁選を受けて、10月2日(火)に第四次安倍改造内閣の閣僚が発表されました。これに伴い、参議院自民党の役員も一部異動になりました。
その結果、私も参議院自民党の国会対策委員会の副委員長を拝命することとなり、すでに9日(火)の参議院自民党の執行部会、11日(木)の参議院自民党の正副国会対策会議に出席しました。これまで国会対策委員として活動して参りましたが、9人いる副委員長としてこれまで以上に責任のある仕事となりますので、関口国会対策委員長をはじめ先輩の先生方にご指導いただきながら、しっかりと職責を果たしていきたいと考えています。
なお、この副委員長という立場は、国会開会中を中心に、国会にかなり拘束され地方に出かけることが難しくなると先輩の先生方から聞いており、すでに固めている日程や、例年出席させていただいている日程を含め、ウィークデイの地方の日程は出席を見合わさざるをえない場合がかなり出てくると思います。誠に申し訳ありませんが、仮にそのようになった場合にはご容赦願いたいと思います。皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

さて、最近の動向を紹介します。

【国会関係】

国会は閉会中であり、特段の動きはありませんでした。
なお、本年頻発した災害対応等の補正予算等を審議するため、今月中には臨時国会が開催される見通しです。

【自民党関係】

9月28日(金)、自民党の北海道地震・台風21号災害対策本部が開催され、二階俊博幹事長や岸田文雄政調会長をはじめたくさんの国会議員の先生方が出席されました。
各省庁から政府の対応状況について説明があったあと、北海道や大阪などの衆参国会議員の先生方を中心に幅広い意見が出されました。
私からも、①厚真町の集落の再生のため農水省や国交省の様々な施策を総動員して対応して欲しい、②虫食い状に商店が全壊・半壊しているむかわ町の商店街の再生のため経産省と国交省が密接に連携して対応して欲しい、③被災地で頑張っている建設業が報われたと感じられるように随契・指名競争入札を市町村レベルまで徹底するとともに適正な予定価格の設定を徹底して欲しい、④重要インフラの緊急点検を受け事前の防災対策のための大型補正予算を編成して欲しい、など意見を申し上げました。
なお、国交省の北村建設流通政策審議官から、災害時の入札に関するガイドラインについて市町村レベルまで徹底を図っていること、適正な予定価格の設定は当然のことなのでしっかり徹底していきたい、などお答えをいただきました。

5日(金)、自民党の建築設計議連の会合に出席し、建築士の資格に関する議員立法の推進について意見を述べさせていただきました。

9日(火)、ラオスのトンルン首相歓迎夕食会に超党派の議員連盟(会長:河村建夫衆議院議員)のメンバーとして出席し、平成26年に国土交通省技監として道路技術セミナーでビエンチャンを訪問し意見交換をしたこと、今年の1月に建設中のナムニアップダムの視察に伺ったこと、などお話ししました。トンルン首相からは、日本のダム技術は素晴らしいとお褒めの言葉をいただきました。

その他、4日(木)の宏池会の懇談会、日韓議連の総会、9日(火)の参議院自民党の執行部会、石井正弘参議院議員の「激励する会」、11日(木)の参議院自民党の正副国会対策会議などに出席しました。

【都内の催し】

9月27日(木)、昨年亡くなられたダム分野の大先輩である柴田功さんを偲び、関係者が集まり語り合う「ダムの地質・設計技術継承懇話会」が都内で開催され、出席してご挨拶をさせていただきました。
柴田さんのお嬢さんや京都大学名誉教授の中川先生、ダム工学会長で鹿島建設の田代副社長などダムに関わりの深い方々がたくさん集まりました。

続いて、先日亡くなられたベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席の弔問記帳にベトナム大使館に伺いました。まだ、61才とのことで残念です。

さらに、熊本県建設業協会の阿蘇・上益城両支部の森・高村両支部長をはじめ幹部の皆さんとの意見交換会に、坂本哲志衆議院議員、佐藤信秋参議院議員とともに出席しました。

10月4日(木)、北近畿豊岡自動車道の要望に、地元の谷公一衆議院議員、末松信介参議院議員、中貝豊岡市長をはじめ首長さんとともに、二階俊博自民党幹事長のところに要望に伺いました。
また、それに先立ち、国土交通省の池田道路局長、増田技術総括審議官、財務省の太田主計局長のところにも要望に伺いました。引き続きこの道路の整備促進に努めて参りますので、よろしくお願いいたします

5日(金)、建築士事務所協会の全国大会に出席し、額賀福志郎衆議院議員、山本有二衆議院議員とともにお祝いのご挨拶をさせていただきました。800名近い方々で大いに盛り上がっていました。

11日(木)、宮崎県建設業協会の山崎会長をはじめ幹部の皆さんとの意見交換会に、佐藤信秋・松下新平・長峯誠各参議院議員、江藤拓・武井俊輔各衆議院議員とともに出席しました。

【地方の催し】

9月26日(水)、全国管工事業協同組合連合会の正副役員会が、埼玉県大宮市で開催されました。大澤会長からお声掛けをいただき、私も出席してお祝いのご挨拶をさせていただきました。
その中で、西日本豪雨による土石流で被災した呉市川尻地区のポンプ中継所、北海道胆振東部地震で被災した厚真町の富里浄水場の現場に伺った際の話しをさせていただき、早期復旧の必要性を訴えました。
なお、全管連の粕谷専務は大学の同級生で、かつて厚生省から建設省に出向してこられた際には、同じ河川局開発課で勤務をしていました。

9月28日(金)夕方、兵庫県丹波市青垣町で開催された「国道429号榎峠トンネルの早期着工を求める決起大会」に、地元の谷公一衆議院議員、本田太郎衆議院議員、兵庫県の石川県議、京都府の井上府議、家元府議、谷口丹波市長、大橋福知山市長とともに出席し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。
この道路は、北近畿豊岡自動車道や舞鶴自動車道と直結する丹波市青垣町の青垣ICと私の実家のある福知山市とを結ぶ重要な道路ですが、峠越えの区間は狭隘でつづら折りのような険しい区間が連続しており、水害・土砂災害により全国各地で道路が寸断され孤立化している最近の状況からすると、早期に強靭化を図らなければならない道路であると確信しています。

9月29日(土)、静岡県伊豆の国市で開催された「狩野川台風60年シンポジウム」に、国土交通副大臣の牧野たかお参議院議員、地元の勝俣孝明・細野豪志・渡辺周衆議院議員、岩井茂樹参議院議員とともに出席し、祝辞を述べさせていただきました。
国土交通省からは、塚原水管理・国土保全局長、勢田中部地方整備局長、藤井沼津河川国道事務所長等の幹部の皆さんが出席されました。
狩野川台風は、昭和33年9月26日に伊豆半島に接近し、狩野川流域で水害・土砂災害により死者・行方不明者853名という甚大な被害を発生しました。
中心気圧が一時880ヘクトパスカルという最大級の大型台風で、流域内の湯ヶ島では時間最大120mm、3時間最大280mmの激しい雨が降ったとのことです。びっくりです。
私からは、「予防にまさる治療なし、地球温暖化により災害が激甚化する中、事前防災に努める必要がある」と祝辞の中でお話をさせていただきました。
なお、最後に地元の小学生により「狩野川台風の記憶をつないでいく」宣言が行われました。しっかり覚えて自分の言葉で宣言をする子供たちに感激しました。

10月3日(水)、日本最西端の沖縄県与那国島町に離島のインフラの整備状況を調査するため伺いました。
20年以上前になりますが、建設省の外郭団体のダム水源地環境整備センターに出向していた際に、民間企業から出向してきておられた伊藤さんが現在住んでおられるご縁もあって伺わせていただきました。
伊藤さんのご案内で島内を視察させていただくとともに、与那国町の外間町長や前西原町議と意見交換をさせていただきました。また、地元の建設業の皆さんとも意見交換をさせていただきました。
宿泊の予定でしたが、台風25号の接近で猛烈な風が吹き始めており、残念ながら滞在3時間で東京まで戻って来ました。翌日までいたら運休など大変なトラブルに巻き込まれていたのではないかと思います。

10日(水)、広島市で開催されました全国測量設計業協会連合会の全国会長会議の懇親会に出席いたしました。野瀬会長のご挨拶のあと、中国地方整備局の森川副局長や広島県の三上土木建築局長、山木広島県議会議長などとともにお祝いのご挨拶をさせていただきました。
私からは、特に測量設計分野における災害時の労働時間の上限規制問題について取り組まなければならない点を強調させていただきました。
いつもながら楽しい会で、日帰りは本当に残念でした。

11日(木)、大成建設の土木営業本部営業部長の多田勝さんの葬儀に参列いたしました。55歳とまだまだ若い優秀な技術者の急逝に言葉もありません。

【建設分野のトピックス】

全国建設業協会が、改正品確法に基づく運用指針の浸透状況等に関するアンケートの結果をとりまとめました。
それによると、特に市区町村で十分な運用がなされていないという指摘が多く見られました。また、都道府県・市区町村ともに徹底を求める取り組みとして、「現場の諸条件を踏まえた適正な工期設定」、「施工条件の変化などに伴う変更契約の実施」、「発注・施工時期の平準化」への回答が多かったとのことです。
この結果は、私が、以前から訴えてきている「建設産業再生」の実現のための諸施策が必ずしも十分浸透していないことを示していると考えます。引き続き現場の声に耳を傾けながら、佐藤信秋参議院議員とともに解決に向けて取り組んでいきたいと考えていますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

皆さん、引き続き、ご協力をよろしくお願い申し上げます。