足立としゆき夢だより【第192号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

11月10日(水)、第206回特別国会が3日間の会期で開会されました。
まず、10月31日投開票の衆議院総選挙で当選した方々の初登院が行われ、続いて、参議院本会議において、内閣総理大臣の指名のための記名投票が行われました。その結果、岸田文雄自民党総裁が第101代内閣総理大臣に指名され、第2次岸田内閣が発足いたしました。新内閣には、外務大臣として宏池会座長であった林芳正衆議院議員が新たに入閣されました。嬉しい限りです。

ところで岸田新内閣は、10月8日の閣議において、関係閣僚に対して新たな経済対策の策定と令和3年度補正予算案の編成を指示されました。現在、各省でとりまとめ中ですが、大型の補正予算を大いに期待したいと思います。
なお、12月6日(月)に再度臨時国会が召集され、令和3年度補正予算案の審議が行われる見込みです。

その他、最近の動向は次の通りです。

【国会の動き】

11月10日(水)、第206回(特別)国会が召集され、本会議、災害対策特別委員会に出席しました。その後、12日(金)に開会式が行われ、国土交通委員会及び理事会、災害対策特別委員会及び理事会、国民生活・経済に関する調査会、決算委員会に出席して閉会手続きを行った後、本会議で会期末処理が行われ、閉会しました。

【自民党の動き】

このたび、国土交通部会の部会長代理を拝命いたしました。公共事業予算確保のため、引き続き全力で頑張りますのでご支援をよろしくお願いいたします。

11月9日(火)、日本建設業連合会の宮本会長、押味副会長、蓮輪副会長、山本事務総長、小池専務理事により、「公共事業予算の確保に関する要望」が、福田達夫総務会長、高市早苗政調会長、茂木敏充幹事長に対して行われ、同席しました。

また、11月10日(水)には、全国建設業協会の奥村会長、山﨑専務理事、若山常務理事により、「令和3年度補正予算における公共事業予算の確保に係る緊急要望」が茂木敏充幹事長、高市早苗政調会長に対して行われ、同席しました。

11月12日(金)、国土交通部会の役員会が行われ、今後の補正予算等の内容について意見交換を行いました。

その他、執行部会、国会対策委員会、国会対策正副委員長会議、議員総会、両院議員総会、宏池会例会等が行われ、参加しました。

【都内の動き】

11月8日(月)、東急建設㈱の寺田社長、東急㈱の高橋常務、坂井渋谷開発事業部長のご配慮で、渋谷スクランブルスクエアの再開発現場を視察させていただきました。
まずは、渋谷駅に隣接する東急百貨店の解体工事が行われている現場を視察させていただきました。現場において国土交通省東京国道事務所の福本所長と東急建設の泉作業所長(四国地方整備局の大先輩の息子さん)から工事概要等についてお話があり、私からもご挨拶をさせていただき、作業員の皆様と意見交換をさせていただきました。皆さん、渋谷の大改造行っているとの誇りをもって仕事をされておられましたが、若い人が入職できる魅力ある職場づくりに一層取り組んで欲しいなどの意見をいただきました。
その後、泉作業所長と協力会社の三同建設㈱のグループリーダー立﨑さん、安東鋼業の赤木職長から「現場の声」を聞かせていただきました。
続いて、渋谷の地下歩道工事現場を東急建設㈱池田作業所長にご案内いただきました。DXを駆使して地下構造物などが3次元で映し出され、作業状況についてとても分かりやすくご説明いただきました。こちらの現場でも、池田作業所長と協力会社の白岩工業の関口職長、マルワ開発の武藤職長、みちのく建設の角田職長から「現場の声」を聞かせていただきました。大きく変わる渋谷の景色を先んじて拝見することができ感激しました。ご案内いただきました東急建設㈱の末松土木第一営業統括部長に感謝申し上げます。
その後、新宿に移動し、清水建設の加藤土木本部副本部長にご同行いただき、西武新宿駅付近の歌舞伎町一丁目地区に建設中の高層ビル「新宿TOKYU MILANO」の建設現場に伺いました。鈴木建設所長のご案内で、工事中の上層部のホテル部分や映画館部分、劇場部分などを視察させていただきましたが、上層階からの眺望は抜群でした。

11月9日(火)、近畿の治水に関する意見交換会に参加させていただき、意見交換をさせていただきました。
その後、オリエンタルコンサルタンツの相談役名誉会長の清野茂次様のお別れの会に参列させていただきました。
続いて、ヒロセ(株)の平野社長、ヒロセ補強土(株)の山田社長から来年の参議院議員選挙に向けた推薦状を手交いただきました。ありがとうございました。
夕方、「本田太郎君を励ます会」の立礼に参加させていただきました。久しぶりに谷垣禎一元自民党総裁にお会いできました。ご承知のとおり車椅子ではありますが、とてもお元気なご様子で安心しました。

11月10日(水)、私が会長に就任して初めてのさく井協会の理事会に参加して、理事の皆さまにご挨拶をさせていただきました。また、その場で来年の参議院議員選挙に向けた推薦状を島田副会長から手交いただきました。ありがとうございました。

その他、私が副会長を務めている全国防災協会の「災害復旧促進全国大会」及び全国治水期成同盟会連合会の「治水事業促進全国大会」に出席するとともに、兵庫県関係国会議員と県内市町との意見交換会、「紀の川大堰に関する和歌山市議会議員連盟」・「京奈和・第2阪和連絡道路建設促進和歌山市議会議員連盟」意見交換会に出席しました。

【地方の動き】

11月4日(木)、仙台駅で国土交通省OBの伊藤さんと合流し、建設コンサルタンツ協会東北支部に伺いました。支部には、菅原支部長はじめ役員の方々にお集まりいただき、意見交換をさせていただきました。
続いて、発注者支援業務などを行っている東北建設マネジメント技術協会に伺い、秋葉代表理事をはじめ役員の方々にお集まりいただき、今後の公共事業予算の動向などについて意見交換をさせていただきました。
続いて、国土交通省東北地方整備局OBで構成する東北ブロック「足立としゆきを励ます会」の設立会に出席し、国政報告をさせていただきました。糠沢会長、渥美さんや各県役員の皆さん、ご準備をいただきました小池さん、國松さん、木我さんに感謝を申し上げます。ありがとうございました。

11月5日(金)から2泊3日で、長崎県の五島、対馬、壱岐の離島に伺いました。
まず、長崎空港で長崎県建設業協会の根〆(ねじめ)副会長、山下専務理事、国土交通省OB中野さんと合流し、さらに下五島に移動して、五島つばき空港で戸田五島支部長と古川事務局長にお迎えいただき、五島市の国政報告会場に向かいました。
会場到着後、木口五島市議会議長、久保副市長らと意見交換を行い、洋上風力発電事業や島内のインフラ事情等についてお話を伺いました。
次に、建設業協会五島支部(下五島地区)により国政報告会を開催いただき、根〆副会長、戸田支部長、国土交通省OB中野さんからご挨拶をいただきました。
続いて、私から国境離島では島に「住んで守る」ことが重要であり、そのために必要な道路、港湾・漁港などのインフラ整備に必要な予算を確保することの重要性についてお話しをさせていただきました。
最後に、戸田支部長の発声で頑張ろう三唱の激励をいただきました。お集まりをいただきました皆さん、ありがとうございました。

続いて、下五島の福江港から海上タクシーで上五島の土井の浦港に到着し、上五島建設工業協同組合の柴田理事長と松尾理事にお迎えいただき、上五島の有川地区に向かいました。
途中、耐震補強工事中の若松大橋に立ち寄り、西海建設・坂本組JVの林田工事部次長からお話を伺いました。若松大橋は西海国立公園の若松瀬戸に架かる全長522mの白いきれいなトラス橋で、観光客も訪れていました。
続いて、有川地区の上五島建設会館で上五島地区国政報告会を開催いただきました。まず、浜田副支部長、地元の近藤県議、国土交通省OBの中野さんにご挨拶いただき、続いて私から、下五島地区と同様の国政報告をさせていただきました。
最後に、山口青年部長のご発声で頑張ろう三唱の激励をいただきました。お集まりいただきました皆さん、ありがとうございました。

その後、新上五島町の役場を訪ね石田町長と浦田副町長と意見交換させていただきました。人口減少の進む町において、住みやすい環境づくり、経済の好循環等についてお話を伺いました。
次に、長崎県五島振興局上五島支所に伺い、丸亀支所長とも同様なお話をさせていただきました。
島内をご案内いただきました浜田副支部長、柴田理事長はじめ上五島の役員、事務局の皆さんに感謝を申し上げます。ありがとうございました。

11月6日(土)、早朝より地元の皆さんのお薦めで、新上五島町の奈良尾神社に参拝しました。
奈良尾神社の境内には樹齢650年以上の国指定天然記念物のあこう樹があり、二股になったトンネルをくぐって参拝しました。なお、宮司さんの吉田禰宜さんは、大石建設の五島営業所長でもあり、建設工事に従事する一方で、鎮守の森を守っていただいているとのことでした。
参拝後、奈良尾港から高速艇ジェットフォイルで長崎港に向かいました。長崎港で長崎県建設業協会の谷村会長、川島長崎支部長、下条長崎県議等にお迎えいただき、その後、谷村会長、根〆副会長にご同行いただき、自民党長崎県連にご挨拶に伺いました。県連では山本幹事長、江総務会長、宅島政調会長にご挨拶をさせていただきました。その後、参議院の大先輩で同じ宏池会に所属されている農林水産大臣の金子原二郎先生の事務所に伺い、吉田所長にご挨拶をさせていただきました。

続いて、長崎空港から向かった対馬やまねこ空港で、真崎支部長、早田前支部長、小宮理事にお迎えいただき、島内視察を行いました。まず、烏帽子岳から国道のダブルルート化のバイパス建設の要望をいただいている浅芽湾(あそうわん)を一望しました。次に水害常習地帯の仁田川と宮原川合流地点を視察し、続いて目保呂ダム上流の大規模な法面崩壊の現場を視察しました。ロックアンカーを施工しながら崩落した土砂を除去していくこととなりますが、くれぐれも注意して施工するようお願いしました。
その後、対馬市の美津島地区公民館で国政報告会を開催いただきました。真崎支部長、谷村会長のご挨拶に続いて、ご来賓でご地元の坂本県議会議長、比田勝対馬市長に激励のご挨拶をいただきました。次に、国土交通省OBの中野さんから応援のご挨拶をいただき、続いて私から、国政報告をさせていただきました。
最後に、大石青年部長のご発声で頑張ろう三唱の激励をいただきました。
今回、ご準備いただきました真崎支部長、松島事務局長はじめ役員の皆さま、ありがとうございました。

11月7日(日)早朝、早田前支部長と奥さまにお送りいただき、対馬の巌原港から高速艇ジェットフォイルで壱岐の芦辺港に移動しました。
芦辺港では、長崎県建設業協会壱岐支部の中原支部長、山下事務局長にお迎えいただき、島内の視察を行いました。壱岐市役所の眞鍋副市長、増田建設部長にもご同行いただきました。
まずは、中原支部長が取り組んでおられる壱岐芦辺風力発電所に伺いました。1基当たり400万kWh、一般家庭の年間使用電力に換算すると約1000世帯分を発電しているとのことです。
続いて、島の北部の海岸沿いの道路で、幅員が狭いため2車線確保するよう要望をいただいているルートの視察を行いました。
次に、国際海峡(特定海峡)の対馬海峡を望みながら、そのエリアに大型船が錨泊している状況を確認させていただきました。これに伴い、イカ釣り船やマグロ漁の漁場に影響がでており、対応に苦慮しているとのお話を伺いました。
次に、平成29年7月に被災地を視察した旧勝本町の土砂災害の現場の復旧状況を見させていただきました。しっかり復旧しており、安心しました。
続いて、壱岐市石田町の印通寺港伺い、静穏度を上げるための沖合い防波堤の必要性と、必要な水深確保のため、老朽化対策を兼ねて岸壁を前に出して整備するよう要望をいただきました。

壱岐の島内視察の後、壱岐島開発総合センターで国政報告会が開催され、中原支部長、谷村会長のご挨拶のあと、白川壱岐市長に激励のご挨拶をいただきました。
続いて、国土交通省OBの中野さんからご挨拶があり、私から国政報告をさせていただきました。

最後に、自民党長崎県連合会幹事長で地元の山本県議からご挨拶をいただき、高田青年部長のご発声で頑張ろう三唱の激励をいただきました。
なお、会場には勝本町漁業協同組合の大久保代表理事組合長、長崎県トラック協会の久原壱岐支部長、自動車整備協会の立石会長にもご出席いただきました。ありがとうございました。
今回の長崎県の下五島、上五島、対馬、壱岐にご同行いただきました長崎県建設業協会谷村会長、根〆副会長、山下専務理事、また各地で国政報告会をご準備いただきました各支部の幹部の皆さまに感謝を申し上げます。ありがとうございました。

【建設トピックス】

米国では11月5日、バイデン大統領が主導してきた5年間で総額1兆ドル(約113兆円)のインフラ投資法案が下院で可決されました。年に約20兆円を超えるインフラ投資が経済対策として追加されることになります。これにより、道路や橋の整備をはじめ、鉄道、空港、港湾等交通インフラの整備、水資源開発などが行われる見込みです。
日本でも、岸田文雄総理主導で数十兆円規模の経済対策が行われることとされていますが、防災・減災、国土強靭化対策や交通物流インフラの整備などのインフラ投資がどの程度盛り込まれるのか、期待されるところです。