足立としゆき夢だより【第197号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

2月4日(金)、北京オリンピック2022が開幕しました。
ジャンプの小林陵侑選手の金メダルや髙木美帆選手、高梨沙羅選手、女子アイスホッケー選手などの皆さんの頑張りに感激しています。引き続き、皆さんとともに、素晴らしいパフォーマンスに期待したいと思います。

なお、皆さんから心配の声が寄せられている賃金アップに関する総合評価の加点ですが、2月8日(火)に財務大臣から関係省庁へ、国土交通省会計課長等から各地方整備局等へ、「総合評価落札方式における賃上げを実施する企業に対する加点措置に係る運用等について」が発出されました。これによって、賃金アップに積極的に取り組んで来た皆さんが、企業として賃上げの表明ができる環境が整いましたので、その点については今回の運用通知を含め、大いに評価をしたいと思います。なお、表明したことが確実に確認できることも重要なポイントであり、今回、多様な方法で確認できることとしたことも大いに評価できると考えています。
(https://www.mlit.go.jp/tec/tec_fr_000101.html)

具体的には、1月26日配信の「足立敏之からのお知らせ」において触れていますが、12月17日の財務大臣通知のうち、「法人事業概況説明書」や「給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表」などで賃上げ実態が確認できない場合であっても、税理士または公認会計士等の第三者により賃上げの実績を確認できる書類が提出されればそれで代用できるとの規定を踏まえ、
○大企業については、給与等受給者一人当たり平均受給額を+3%以上、中小企業については、給与総額を+1.5%以上という基準で加点措置を行う
○中小企業については、原則である「給与総額」のみならず、「一人当たりの平均受給額」を基準とすることも可能とする
○大企業・中小企業の如何を問わず、単に全従業員への賃金支給額のみで判断するのではなく、新規採用者や退職者を除いた「継続雇用している従業員」のみを基準とすること、残業代やボーナスを除いた「基本給」のみを基準とすることも可能とするなど、各事業者の実情に応じて基準を選択することを可能とする
○ベテラン従業員等が退職し、新卒採用等との入れ替わりが起きることで給与総額が減少する場合には、継続雇用従業員への支給額で評価でも可能とする
○働き方改革として超勤削減に取り組んでいる場合には、超過勤務手当等を除いた評価でも可能とする
○年毎に変動が大きい災害・降雪等への対応に伴う一時的な超勤手当等を除いた評価も可能とする
○育休取得者等に対する給与支給額を除いた評価も可能とする
等としていますので、実情に応じて賃金アップの評価を行うことが可能となりました

建設産業界全体としても、賃金アップを実施しやすい環境となり、私としても大変よかったと考えています。是非、皆さんからも積極的に賃上げの表明をしていただければと思います。なお、皆さんからご意見、ご質問等がありましたら、足立敏之事務所にお問い合わせください。よろしくお願いいたします。

さて、このたび「足立としゆきのHP」をリニューアルしました。Facebook情報を活用したリアルタイム情報や、動画をふんだんに用いた情報などを満載することにより、最新情報に接しやすくなりました。以下のURLでアクセスできますので、ぜひ一度ご覧ください。よろしくお願いいたします。 (https://www.adachi-toshiyuki.jp/)

さて、最近の動向は次のとおりです。

【国会の動き】

2月 9日 (水)、参議院本会議、国民生活・経済に関する調査会に出席しました。

【自民党の動き】

2月8日(火)、自民党の機関誌「自由民主」の冒頭コラム「凜として」に『夢なくしては かないません』という私の小文が掲載されました。
新型コロナウイルスの影響により、日本経済が低迷する中、第12代神戸市長の原口忠次郎のことばから、未来に向けたインフラ整備の考え方を紹介しています。
以下、全文をご紹介します。

『夢なくしては かないません』

第12代神戸市長の原口忠次郎氏。京都帝国大学の卒業で、国土交通省の前身の内務省の土木技術者だ。私にとって、大学の先輩であり、以前勤務していた役所の大先輩でもある
▼原口は、サンフランシスコの巨大つり橋「ゴールデンゲートブリッジ」に学び、明石海峡大橋架橋を構想した
▼その後、神戸市長となった原口は、明石海峡大橋建設のための調査費の計上を市会に提案したところ、「明石海峡に橋を架けて神戸市に何の役に立つのか」、「市長は白昼に夢を見ているのではないか」等と批判の声を浴びるが、原口は、「人生すべからく夢なくしてはかないません」と答え、反発の声を抑え込んだと聞く。将来の日本を見越したビジョン、すなわち「夢」。その必要性を訴えたと考える
▼アフターコロナの状況下でも、未来に向けてインフラ整備の大きな「夢」が必要だ。私も、関門大橋がきっかけで土木を志した。現在、土木学会では谷口博昭会長のもと「土木のビッグピクチャー」をとりまとめ提言する動きがあると聞く。インフラの未来に大いに期待したい。

1月27日(金)、所属する宏池会の定例会が開催され、会長の岸田文雄総理、座長の林芳正外務大臣からご挨拶がありました。金子恭之総務大臣、金子原二郎農林水産大臣、堀内詔子国務大臣も出席され、壮観でした。私からは、参議院の国会対策委員会に関する報告をさせていただきました。

1月29日(土)、京都府宇治市に伺い、堀自民党宇治支部長、萩原府議、藤山府議のお招きで「令和4年自民党宇治支部時局講演会」に参加し、時局講演をさせていただきました。
まず、自民党京都府連会長の西田昌司参議院議員、清水鴻一郎元衆議院議員、松村宇治市長、次期参議院選挙で自民党の公認を得ている吉井あきら京都市議からご挨拶がありました。
続いて、私から新春時局講演として「新名神開通を見通した京都府南部のインフラ整備について」と題して講演をさせていただきました。2024年の新名神の開通を契機に期待される京都南部の発展についてお話しをさせていただきました。
コロナ禍ではありましたが自民党宇治支部の皆さんに感染対策に万全を期して開催いただき、ありがとうございました。

その他、国土交通部会、災害対策特別委員会、住宅対策促進議員連盟活動報告会、責任ある積極財政を推進する議員連盟設立総会、宏池会例会、兵庫県連常任顧問会議、自民党・中央政治大学院主催の勉強会に出席しました。

【都内の動き】

1月21日(金) 、都内で開催された大林道路関東支店の新春懇談会に出席し、新年のご挨拶をさせていただきました。コロナウイルス感染対策を万全に講じ、参加人数を制限した上での開催でした。会場には、黒川代表取締役社長にも駆けつけていただきました。ありがとうございました。

1月26日(水)、応用地質(株)の五十嵐副社長が会館にお越しいただき、応用地質(株)が以前から使っている全国安全大会に向けた啓発用建設ピクトグラムをご紹介いただきました。東京オリンピックを契機に注目を集めているようです。

1月 31日 (月)、国土交通省OBの森田常務理事のお声かけで㈱フジタに伺わせていただき、奥村洋治社長、岡野土木本部長、南口建築本部長、水谷執行役員など幹部の皆様と意見交換をさせていただきました。

2月1日(火)、千葉県建設業協会の前会長の畔蒜さんがご子息の社長、常務とともに会館にご挨拶にお越しになりました。ありがとうございました。

【地方の動き】

1月24日(月)、新大阪駅で国土交通省OBの霜上さんにお迎えいただき、いであ㈱大阪支社に伺いました。
冨士原大阪支店長、国土交通省OBの古川さんのご配慮で、役員や職員の皆さんと意見交換をさせていただきました。以前、ダム水源地センターに出向した際に、環境調査や環境アセスメントの技術指針策定などでお世話になった方がたくさんおられますので、懐かしく昔話をさせていただきました。
次に、大阪府水道工事業協同組合連合会に伺い、前田会長と意見交換をさせていただくとともに、事務所の皆さんとご挨拶をさせていただきました。前田会長からは、自動水栓やウォシュレット付きトイレなどの設備機器の納期遅延問題など最近の業界状況についてお話しを伺わせていただきました。
次に、㈱中道組に伺い、中道社長はじめ幹部の皆様と意見交換をさせていただきました。中道社長には、大阪建設業協会の副会長として大変お世話になっております。
次に、㈱鴻池組に伺い、蔦田会長、渡津社長はじめ幹部の皆様と意見交換をさせていただきました。蔦田会長には、大阪建設業協会の会長として大変お世話になっており、昨年協会からの推薦状をいただくなど暖かいご支援をいただいています。心から感謝申し上げます。

続いて、大成ロテック㈱関西支店の「2022安全徹底大会」に出席し、新年のご挨拶をさせていただきました。安江関西支社長はじめ支社の社員の皆さん、協力会社の役員の皆さん、ありがとうございました。
次に、大林組の「2022年度大阪林友会賀詞交歓会」に出席し、蓮輪社長のご配慮で、山本会長始め協力会社会の皆さんに、新年のご挨拶をさせていただきました。
大林組とは、私が所長をしていた宮ヶ瀬ダムの施工者が鹿島・大林・戸田のJVであったこと、関電がラオスで建設した高さ165mの発電ダムの施工が大林組であり2度現地を訪れたこと、中部地方整備局長として担当した新丸山ダムのJVが大林・大本・市川のJVであることなどお話しをさせていただきました。よろしくお願いいたします。

1月28日(金)、山梨県建設業協会の浅野会長、桜井副会長、佐々木副会長、丹澤副会長、大久保専務理事、飯野常務理事、羽中田部長にご同行いただき、新型コロナウイルス対策に万全を期した上で、国政報告会を県内5箇所の地区協会で開催していただきました。国政報告会では、各地区の協会長、浅野会長にご挨拶をいただき、私から国政報告をさせていただき、皆様と意見交換をさせていただきました。
まずは、都留市の冨士・東部建設業協会に伺い、桑原会長はじめ協会理事の皆さんにお集まりをいただき、国政報告を行いました。
次に、甲州市の塩山建設業協会に伺い、神戸会長はじめ協会理事の皆さんにお集まりいただき、国政報告を行いました。
次に、甲府市の甲府地区建設業協会に伺い、齋籐会長はじめ協会理事の皆さんにお集まりいただき、国政報告を行いました。
次に、市川三郷町の市川建設業協会に伺い、身延建設業協会からも関係者に参加いただき、砂田会長、加藤会長はじめ各協会理事の皆さんに国政報告をさせていただきました。
次に、笛吹市の笛吹建設業協会に伺い、風間会長はじめ協会理事の皆さんに国政報告をさせていただきました。
なお、各会場の意見交換では、賃上げに関する総合評価についての質問をたくさんいただきました。
各会場で新型コロナウイルス対策に万全を期してご準備いただきました各協会の皆さんに感謝を申し上げます。

1月29日(土)、京都府宇治市で開催された、「令和4年自民党宇治支部時局講演会」に続き、京都府建設業協会南部地区協会との意見交換会を、藤原会長、玉井副会長、上島副会長をはじめ各支部の幹部の皆さんと開催いただきました。波多野淀川河川事務所長にもご出席いただきました。
これまでは、毎年開催していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開催を見送っていたもので、今回はコロナ対策に万全を期して開催いただきました。
なお、堀自民党宇治支部長、藤山府議にも意見交換にご参加いただきました。ありがとうございました。

2月2日(水)、金沢市に伺い、石川県建設業協会の役員や金沢地区役員の皆様に国政報告と意見交換をさせていただきました。コロナ禍にもかかわらず開催いただきました建設業協会の平櫻会長、山岸専務理事、地中常務理事をはじめ幹部の皆様に心から感謝を申し上げます。
なお、意見交換の場では、賃金アップに関する総合評価の加点措置に対して、様々なご意見をいただきました。

2月2日(水)、建設業協会の会合の前後の時間を活用し、平櫻会長、山岸専務理事、地中常務理事、国土交通省OBの植田さん、東川さんにご同行いただき、建設産業団体連合会や建設業協会の会員会社に伺い、平桜会長とともにご挨拶と意見交換をさせていただきました。
まず、米沢電機工事㈱に伺い、全日本電気工事業工業組合連合会の会長でもある米沢会長と意見交換をさせていただきました。
次に、日本海建設㈱に伺い、小柳代表取締役社長のご配慮で、社員の皆様にご挨拶をさせていただきました。
次に、北川ヒューテック㈱に伺い、北川会長、北川社長のご配慮で、役員の皆様と社員の皆様にご挨拶をさせていただきました。
最後に、北川社長のご発声のガンバローコールで激励をいただきましたが、北川社長は元メジャーリーガーの上原選手のお兄さんでもあり、大変光栄に思います。
次に、㈱北都組に伺い、竹腰社長のご配慮で、社員の皆様にご挨拶をさせていただきました。
次に、酒井工業㈱に伺い、岡田社長のご配慮で、社員の皆様にご挨拶をさせていただきました。
次に、加賀建設(株)に伺い、鶴山社長のご配慮で、社員の皆様にご挨拶をさせていただきました。大変若い方々が多い、エネルギーあふれる会社でした。
次に、(株)日本パーツセンターに伺い、中田社長のご配慮で、社員の皆様にご挨拶をさせていただきました。
最後に、(株)高田組に伺い、中山社長のご配慮で、社員の皆様にご挨拶をさせていただきました。こちらも若い方々が多い、元気な会社でした。

2月4日(金)、富山県に伺い、加藤建設業協会専務理事、石田事務局次長、国土交通省OBの松井さん、川岸さん、舘さん、県庁土木OB会長の柴田さんにご同行いただき、富山県建設業協会の各支部の役員の皆様との意見交換会に出席しました。なお、各会場とも新型コロナウイルス対策に万全を期して開催いただきました。
まずは、魚津市の建設福祉会館に伺い、大橋入善支部長、朝野魚津支部長、各支部役員の皆様にご出席いただき、自民党担当県議の川上県議、澤﨑県議からご挨拶いただいた後、私から国政報告と意見交換をさせていただきました。
次に、南砺市の南砺建設会館に伺い、藤井砺波支部長、嶋田小矢部支部長、各支部役員の皆様にご出席いただき、自民党担当県議の米原県議、武田県議、安達県議からご挨拶をいただいた後、私から国政報告と意見交換をさせていただきました。
次に、高岡市の高岡支部に伺い、寺﨑高岡支部長、西川氷見支部長、各支部役員の皆様にご出席いただき、自民党担当県議の薮田県議、酒井県議、針山県議からご挨拶をいただいた後、私から国政報告と意見交換をさせていただきました。
皆さん、賃金アップの総合評価への関心が高く、ご質問やご意見をたくさんいただきました。

次に、富山市に伺い、富山県建設業協会をはじめ関係4団体との意見交換会に出席しました。
まず、測量設計関係団体の皆さんでした。
富山県測量設計業協会の金木副会長、斜面防災対策技術協会の津嶋地質調査業協会会長、建設コンサルタンツ協会の渡辺富山事務所長をはじめ各団体の役員の皆様にご出席いただき、自民党担当県議の中川県議からのご挨拶の後、私から国政報告と意見交換をさせていただきました。
次に、建設産業団体連合会の皆さんでした。管工事政治連盟の藤川会長、宅建の前田会長、安全施設業の河合会長、鉄構工業の西村理事長、建築士事務所協会の稲葉会長、瓦工事業の澤田理事長、補償コンサルタント協会富山部会の青木部会長、さく井協会の土合会長、シーリング工事業の船木理事、富山電業協会の野崎専務理事、空調衛生工事の杉谷事務局長、コンクリート製品の橋本専務理事、生コン政治連盟富山支部の岡崎専務理事、土石業連合会の佐合職務代行、緑化造園土木の村上専務理事をはじめ各団体の役員の皆様にご出席いただき、自民党担当県議の中川県議のご挨拶の後、私から国政報告と意見交換をさせていただきました。
次に、富山県建設業協会の富山支部、立山支部の皆さんでした。
冒頭に、竹内富山県建設業協会長から要望書を手交いただくとともに、ご挨拶をいただきました。続いて、高田富山支部長、志鷹立山支部長と各支部役員の皆様にご出席いただき、自民党担当県議の中川県議、山崎県議、井上県議、亀井県議からご挨拶の後、私から国政報告と意見交換をさせていただきました。
次に、建設北陸会と県庁土木OB会の皆さんでした。
川岸建設北陸会富山支部長、柴田県庁土木OB会長をはじめ役員の皆様にご出席いただき、自民党担当県議の中川県議からのご挨拶の後、私から国政報告と意見交換をさせていただきました。
各会場で、賃金アップに関する総合評価に対するご質問やご意見をいただきました。
なお、各会場でコロナ対策に期してご準備いただきました各支部の職員の皆様にも感謝を申し上げます。

【建設分野のトピックス】

1月20日(木)、財務省司計課司計係から各府省事務担当者に「口頭連絡メモ」が送られたことを受け、国土交通省大臣官房会計課企画専門官から「令和3年度における事故繰越の事務手続きについて」の事務連絡が配信されました。
それによれば、新型コロナウイルス感染拡大防止等の観点から、繰越事務の申請に必要な書類については、財務局等と調整の上、個別事項の性質により、説明を省略することができるものとされています。
特に「(4)その他財務省、財務局等の審査に必要な書類」は、事案に応じて真に必要な書類を最小限添付すれば良いこととされています。
これにより、円滑な事故繰越の手続きが進むことが期待されます。