足立としゆき夢だより

佐藤 のぶあきHP

足立としゆき夢だより【第135号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

11月になり、東京も少し冷え込んでまいりました。北海道からは雪の便りも聞こえてきます。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

さて、11月5日(火)、参議院国土交通委員会で質疑に立ち、台風19号等の豪雨災害について質問をさせていただきました。私からは、赤羽国土交通大臣や青木副大臣、五道水管理・国土保全局長に対し、
1 狩野川放水路をはじめ事前の防災対策が効果を発揮したこと
2 試験湛水中の八ッ場ダムが大きな洪水被害軽減効果を発揮したこと
3 河川の災害復旧に当たっては、原形復旧ではなく改良復旧が必要であること
4 浸水域の土地利用規制や建築規制を進める必要があること
5 タイムライン、マイ・タイムラインの普及促進が大事であること
などを訴えました。

また、そうした取り組みを支える建設業やコンサルタント、調査・測量・設計業の皆さんの体制確保や処遇改善、トラック・バス・タクシー分野の体制確保や処遇改善が不可欠であると訴えました。
さらに、災害対策の司令塔の役割を果たす国土交通省の人員確保や、公共事業予算の確保の必要性について、直接赤羽大臣に要請しました。ぜひとも、実現していただくようお願いしたいと思います。

なお、今回の質問に先立ち、台風19号の被災地に視察に伺いましたので、その結果を報告させていただきます。

■長野

10月24日(木)、長野市穂保の千曲川の堤防決壊現場を長野県建設業協会の大月前常務理事にご案内いただき、視察をさせていただきました。
現地では、ご地元の北條組が堤防決壊箇所を土砂で盛り土して応急復旧をしている状況を、北條社長のご案内で見させていただきました。また、本格復旧に向けて、堤防の川側で大成建設や鹿島建設が大規模な矢板締め切り工を施工していました。
なお、決壊箇所の周辺は氾濫流により全壊や半壊など壊滅的な被害を受けた建物がたくさん見られ、改めて氾濫流の巨大なエネルギーの恐ろしさを痛感しました。
また、農地のみならずリンゴなどの果樹園、キノコの生産工場など、地域にとって大切な基幹産業が浸水により深刻な被害を受けている状況も見させていただき、早期復旧・復興への思いを強くしました。さらに水没した北陸新幹線の車両基地も見させていただき、浸水域にこうした施設を立地させないようにすることが大事だと強く感じました。

続いて、長野県東御市の海野宿橋の落橋箇所に伺い、市道橋の復旧工事を担当している東部開発の柳沢社長にお話しを伺いながら現地を視察させていただきました。千曲川の水当たり部が洗掘され被災したもので、そのエネルギーの凄まじさに驚きました。

■福島

10月28日(月)、福島県の被災地を視察しました。福島県建設業協会事業部の齋藤部長にご案内いただきました。

まず、浸水被害にあった郡山市水門町の中央工業団地を視察しました。防水ゲートを入り口に設置していた企業もありましたが、被災していました。水害の常襲地帯のようでした。
続いて阿武隈川支川の藤田川の破堤地点を視察しました。ここは近接して2カ所破堤しており、権限代行で整備局が復旧を迅速に完了していました。なお、現地は協会の佐藤副会長にご案内いただきました。

その後、本宮市に移動し、阿武隈川支川の安達太良川の破堤地点を視察しました。JR東北本線の直上流部が破堤しており、こちらも権限代行で整備局が大型土嚢で仮復旧を完了していました。周辺は阿武隈川本川からの越流で2階近くまで浸水しており、犠牲になられた方もおられるとのことでした。なお、浸水した谷病院の横を通って阿武隈川本川にも足を運びましたが、直轄で管理している堤防はパラペット構造の特殊堤で、まさに堤防かさ上げのための工事の真っ最中でした。こちらは二本松支部の石橋支部長、石橋建設工業の安倍常務、須賀川支部の横山支部長、県北支部の多田副支部長等にご案内いただきました。ありがとうございました。

■宮城

同じく10月28日(月)、宮城県に移動し被災地を視察しました。宮城県建設業協会の西村専務にご案内いただきました。

まず、丸森町の耕野地区に伺いました。阿武隈川の県境付近の渓谷部で、電柱の上という信じられない高さまで洪水の痕跡がありました。
ようやく啓開を終えたばかりの川沿いの道路を下り、浸水で孤立した丸森町役場に伺いました。すでに浸水は解消していました。横を流れる支川の内川、新川の決壊現場を見ると、全部で18ヶ所も破堤しており大変驚きました。現地は直轄代行で応急復旧が進められていました。
さらにその奥の五福谷川に伺いましたが、上流部では河岸の浸食が激しく、下流部では土砂が大量に流入・堆積しており、昨年広島で発生した土砂洪水氾濫と同様の現象が起こったように感じました。現地は、宮城県建設業協会仙南支部の廣谷支部長、本田副支部長にご案内いただきました。

続いて、大崎市の鳴瀬川支川吉田川の直轄区間の破堤現場を訪れました。川が湾曲している区間のパラペット構造の特殊堤が破堤していましたが、すでに仮復旧と矢板締め切りが完了していました。現場の調査に来ていた北上川下流河川事務所の佐藤所長からもお話を伺うことができました。ありがとうございました。なお、現地は応急復旧も担当した協会の武山専務にご案内いただきました。

■神奈川県(箱根町)

11月2日(土)、神奈川県箱根町に自民党の岸田文雄政調会長、今村雅弘非常災害対策本部事務局長、木原誠二政調副会長とともに伺いました。現地では、ご地元の牧島かれん衆議院議員が合流されました。
まず、箱根町役場で山口箱根町長や被災した箱根登山鉄道の府川社長、地元経済界の皆さんと意見交換を行ったのち、土砂崩れで被災した箱根登山鉄道の蛇骨橋、国道138号碓井洞門付近の通行止め現場などを視察しました。
総雨量が1000mmを超えたことにより、開通後100年が経過した登山鉄道が深刻な被害を受けており、地球温暖化による気候の変化を実感させられました。

その他、最近の動向をご紹介いたします。

【皇室関係】

10月22日(火)、「即位礼正殿の儀」に出席させていただきました。また、29日(火)には「饗宴の儀」に出席させていただきました。

【国会関係】

10月24日(木)、参議院国土交通委員会が開催され、赤羽一嘉大臣から所信を伺いました。それを受けて、11月5日(火)、参議院国土交通委員会が開催され、冒頭でお知らせしたとおり、私から1時間質疑をさせていただきました。

【自民党関係】

10月26日(土)、台風20号の影響で活発化した低気圧により千葉県で発生した死者・行方不明者が10名を超える豪雨災害を受けて、自民党本部で緊急役員会が開催されました。
二階俊博幹事長、鈴木俊一総務会長、世耕弘成参議院幹事長、岡田広参議院副会長をはじめ衆参の幹部の皆さんが出席し、内閣府や国土交通省からの説明を踏まえ、意見交換をさせていただきました。

なお、台風19号の被災を踏まえて設置された自民党の「非常災害対策本部」の会合は、21日(月)、29日(火)に開催されました。東日本を中心に深刻な被害が続いており、抜本的な対策が不可欠だと思います。

その他、世耕弘成参議院幹事長の肝いりで開催している「不安に寄り添う政治のあり方勉強会」、国土強靱化推進本部、国土交通部会の正副部会長会議、「空調と地球環境を考える議員連盟」の総会、定例の執行部会、国会対策正副委員長会議などに出席しました。

なお、10月30日(水)に開催された「山本有二と国政を語る会」に出席し、立礼にも立ち会わせていただきました。

【都内の催し】

10月24日(木)、佐賀県建設業協会の役員懇親会が開催され、地元の衆参国会議員の先生方や佐藤信秋参議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。

25日(金)、全国治水期成同盟会連合会理事会に出席して、会長の脇雅史元参議院議員とともにご挨拶をさせていただきました。
続いて、リバーテクノ研究会の懇親会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。
さらに、国土庁の幹部のOB会である「かもん会」に出席し、ご挨拶をさせていただきました。

29日(火)、曜変天目を再生させたことで有名な岐阜県土岐市の陶芸家「林恭助」さんと台湾の陶芸家「羅森豪」さんの「天目展」が、日本橋三越で10月30日(水)~11月4日(月)に開催されるに当たり、関係者によりレセプションが開催されましたので出席させていただきました。

31日(木)、元参議院議員で講談師の旭堂南陵師匠の「東京独演会」が都内で開催されましたので、参加させていただきました。師匠は、長良川河口堰など河川の環境問題に関心があり、それがご縁で長くお付き合いをさせていただいています。

【地方の催し】

10月23日(水)、神戸市で行われた兵庫県建設業協会の100周年記念式典に、ご地元の谷公一衆議院議員や佐藤信秋参議院議員、井戸兵庫県知事らとともに出席し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。川嶋会長をはじめ関係の皆さん、おめでとうございました。
続いて、祝賀会にも参加して、駆けつけられた赤羽一嘉国土交通大臣をはじめ、たくさんの皆さんとともに100周年を盛大に祝いました。

26日(土)、岐阜市で開催された前美濃加茂市長の藤井浩人さんの結婚披露宴に出席させていただきました。
安倍昭恵総理夫人やご地元の大野泰正参議院議員、金子俊平衆議院議員、宮崎県選出の武井俊輔衆議院議員、鈴木英敬三重県知事、近隣の市長さんたち、中部地方整備局でお世話になったメンバーなど、藤井さんの門出を祝うためたくさんの方々が出席されました。
藤井さんは、私が中部地方整備局長をしていた際に大変お世話になった故渡辺美濃加茂市長の後継で、私が本省の水管理・国土保全局長の際に治水対策などで大変お世話になりました。いろいろ紆余曲折があって現在は金子俊平衆議院議員の秘書として活躍されていますが、若くてエネルギッシュでイケメンで、私も皆さんとともに彼の将来に期待しています。

続いて、中津川市に伺い、急逝された早川捷也県議のお通夜に列席させていただきました。大変お世話になりましたので残念です。

【建設分野のトピックス】

国土交通省は、10月18日(金)付で、急激に進む気候変動を踏まえた水災害対策のあり方について社会資本整備審議会に諮問しました。台風19号による東日本の広域にわたる記録的豪雨災害を受け、河川の流域全体で水災害の被害を防止・軽減するための施策が議論されることとなります。なお、有識者会議で取りまとめられた「気候変動に考慮した治水計画のあり方」の提言内容を踏まえて、具体的な対策が打ち出されることを期待したいと思います。

国土交通省は、10月18日(金)に「品確法基本方針」及び「入契法適正化指針」の変更の閣議決定を行ったところですが、続いて、発注者の共通ルールを定める品確法の「運用指針」を定めるべく、10月31日(木)から地方自治体や建設関係団体への第2回目となる意見照会を行っています。
12月2日までに意見を求め、「運用指針」として年内に策定し、令和2年度よりこの指針に基づき発注業務を行うこととしています。
法改正に伴い追加・強化された事項として、施工時期の平準化や適正な工期設定、総合評価方式の改善などを明記するとともに、調査設計の品質確保としてのECI方式の活用や、災害時の緊急対応を強化するための契約方式の充実、実態を踏まえた積算方式の導入を図ることとしています。
これにより、実態に即したより仕事がしやすい環境が整えられることを期待しています。

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