足立としゆき夢だより

佐藤 のぶあきHP

足立としゆき夢だより【第140号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

今年は、年明けから穏やかな日々が続いています。北国では例年に比べてかなり雪が少ない状況が続いており、工事を進める立場からはありがたいことではありますが、除雪の仕事を請け負っている企業の皆さんにとっては、不安な面もあろうかと思います。今後、動向をしっかり見守っていきたいと思います。

さて、1月20日(月)、第201回国会(通常国会)が召集されました。6月17日(水)まで150日間の会期です。
まず、冒頭に昨年の相次ぐ災害に対応するための「令和元年度補正予算案」を成立させることが最重要課題です。全力をあげて取り組みたいと思います。
続いて「令和2年度予算案」の早期成立も重要です。予算の早期成立が最大の経済対策と考えられますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

1月20日(月)の国会召集日は、朝から参議院自民党の国会対策委員会全体会議、参議院自民党の議員総会を経て、参議院本会議が開催され、国会が開会となりました。
その後、災害対策特別委員会に出席したあと、自民党の両院議員総会が開かれ、安倍晋三総裁、二階俊博幹事長、関口昌一参議院議員会長からご挨拶がありました。
続いて、参議院本会議場に天皇陛下をお迎えして開会式が厳粛に執り行われました。
その後、再び参議院本会議が開催され、安倍晋三総理による施政方針演説など政府4演説が行われました。その中で安倍晋三総理は、「昨年の台風19号では八ッ場ダムが利根川の被害防止に役立ちました」、「水力発電や農業用水を目的とするダムについても、緊急時には省庁の縦割りを打破し、一元的に活用するための対策をすべての一級河川を対象に、この夏までに取りまとめます」、「相次ぐ自然災害の教訓を活かし、全国で川底の掘削、堤防の整備、無電柱化を進めます」など踏みこんだご発言をいただきました。大変嬉しいご発言で、思わず「そうだ!」と大きな声をあげてしまいました。心から感謝を申し上げます。

ところで、私は自民党京都府連の所属議員であり、超党派の和装議連のメンバーでもありますので、国会の開会式にあたり和服に着替え、天皇陛下を議事堂正面の広場でお迎えし、陛下ご出席の国会開会式に出席し、さらには議事堂正面の広場でお見送りもさせていただきました。毎年のことではありますが、身の引き締まる想いがしました。

一方、1月10日(金)から14日(火)まで、三連休を利用して東南アジアのラオスに伺い、関電が施主で大林組が施工を担当したナムニアップダム、安藤ハザマが発電施設の増設を担当しているナムグムダムを視察しました。

2年ぶりに伺ったナムニアップダムは、東南アジアの大河川メコン川の支川ナムニアップ川に、 高さ 167m、堤頂長 530m、堤体積 230 万m³の重力式コンクリートダムと、出力 約 27 万 kW(主発電所)及び 2 万 kW(副発電所)の2箇所の発電所を建設するものです。
ダム本体は、私が事務所長をしていた宮ヶ瀬ダム(高さ 156m、堤頂長 400m、堤体積 200万m³)よりひとまわり大きい印象で、宮ヶ瀬ダムと同じく本ダム下流に逆調整ダムがあり、そこに副発電所が設けられています。
総貯水容量 22 億m³は、日本最大の貯水容量である岐阜県の徳山ダム(6.6 億m³)の 3 倍以上になります。
ナムニアップダムのプロジェクトは、日本の政府開発援助(ODA)によるものではなく、関西電力が筆頭株主となって実施する日本の企業が主体のプロジェクトです。主発電所の電気はタイ発電公社へ、副発電所の電気はラオス電力公社へそれぞれ売電することとされており、27 年間の売電契約期間終了後には、施設一式をラオス政府へ無償譲渡するBOT(Build–operate–transfer)方式の事業です。
ナムニアップダムは、大林組により2016年4月からRCC (Roller Compacted Concrete)工法でコンクリート打設を開始し、わずか3年半で本体工事を完了し、すでに発電所が運用を開始していました。
現場は、関西電力の水力事業本部水力部長の筒井さん、大林組土木本部顧問の藤田さんにご案内をいただきました。

ナムニアップダムに続いて伺ったのは、同じくメコン川の支川ナムグム川の既存の発電ダム、ナムグムダムです。
このダムは、日本工営の創設者の久保田豊さんが提唱して設計・施工管理を担当し、間組(現在の安藤ハザマ)の施工で1971年に完成した高さ 75m、総貯水容量が47億m³の巨大な重力式コンクリートダムです。
現在、発電所の増設工事を実施中で、日本工営や電源開発などのJVが設計・施工管理を行い、安藤ハザマが施工を担当していました。
発電施設の増設にあたっては、私が建設省の現場の課長として担当した秋田県の鎧畑ダムや、鹿児島県の鶴田ダムのように、堤体に孔を開けて放流管を新たに設置しており、日本独自の技術である「ダム再生事業」として実施しているもので、今回は削孔中の現場にも入らせていただき、切羽をこの目で見させていただきました。ありがとうございました。
なお、「ダム再生」をライフワークの1つとして推進してきた私としても、ラオスで日本の企業が日本独自の技術を活かして頑張っている姿に感激しました。
現場では、安藤ハザマの土木事業本部技術第三部長の藤田さんにご案内いただきました。

ラオスは輸出する資源に乏しい国で、発電は貴重な外貨獲得の手段となっており、日本の企業がそうした取り組みに大きく貢献していることに誇りを感じました。

その他、最近の動向についてご紹介いたします。

【国会関係】

冒頭でご紹介したとおり、国会開会に向けて様々な動きがありました。

【自民党関係】

1月7日(火)10時から「自民党仕事始め」が自民党本部で開かれ、安倍晋三総理・総裁から気迫のこもった年始のご挨拶をいただきました。

1月9日(木)、毎年恒例の日本鳶工業連合会による「新年木遣り」が、自民党本部で厳粛に執り行われ、二階俊博自民党幹事長をはじめ幹部の皆さんが出席されました。

1月20日(月)、「公共工事の品質確保に関する議員連盟(品確議連)」の総会が開催され、品確法の趣旨を徹底するための運用指針の改正案について国土交通省から説明があり、基本的に了承されました。

その他、国会召集に向けて参議院の執行部会、正副国会対策委員長会議など各種会議が行われ出席しました。また、国土交通部会の正副部会長会議や全体会議が開催され、副部会長として出席しました。

【都内の催し】

1月15日(水)、日建連が主催して200名を超える会員の皆さんを対象に「社会資本が果たす役割」講演会 〜防災・減災対策と老朽化対策による国土強靭化の必要性を訴える〜 を開催していただきました。
冒頭、日建連の宮本土木本部長からご挨拶をいただいた後、私から「荒廃する日本 これでいいのかジャパン・インフラ」と題して30分間、昨年11月に出版した「荒廃する日本」を題材として講演をさせていただきました。
続いて、池内東大大学院教授から「台風19号等による豪雨災害の教訓と気候変動を踏まえた水害への備え」、五道水管理・国土保全局長から「近年の災害と今後の水災害対策について」について、ご講演をいただきました。
今後の防災対策やインフラ再生の一助となれば幸いです。

なお、年始に当たり、1月6日(月)には関東建設協会や国土交通の会、1月7日(火)には、砂防関係団体、日本水道工業団体連合会、全国住宅産業協会、1月9日(木)には建設コンサルタンツ協会、日本技術士会、日本橋梁建設協会、全国測量建設業協会連合会、建設電気技術協会、1月15日(水) には、全国測量設計業協会連合会関東地区協議会、1月16日(木)には、全国さく井協会、東京都測量設計業協会、プレストレスト・コンクリート建設業協会、1月17日(金)には、全国管工事業協同組合連合会、全国鐵構工業協会、全国中小建設業協会の新年賀詞交歓会が行われ、それぞれ出席して新年のご挨拶をさせていただきました。

また、1月8日(水)には末松鈴鹿市長と、1月9日(木)には白鳥伊那市長との意見交換会に出席しました。

1月17日(金)、兵庫県朝来市の能見勇八郎市議をはじめ市議会の有志の方々に公共事業のあり方について講演をさせていただきました。
続いて、全国建産連理事会及び協議員会に佐藤信秋参議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。

【地方の催し】

1月6日(月)、「高知県建設業団体連合会 新年懇談会」が高知市内で開かれ、山本有二衆議院議員、石田祝稔衆議院議員、高野光二郎参議院議員をはじめ衆参国会議員の先生方、濵田高知県知事、尾崎前高知県知事、岡崎高知市長らとともに、新年のご挨拶をさせていただきました。
なお、四国地方整備局長の折にお世話になりました愛媛大学の矢田部名誉教授も出席されており、懐かしくお話をさせていただきました。

1月8日(水)、京都府建設産業団体連合会の「年賀交歓会」が京都市で開催され、伊吹文明衆議院議員、二之湯智参議院議員、西田昌司参議院議員をはじめ地元国会議員の先生方、西脇京都府知事、門川京都市長、井上近畿地方整備局長らとともに出席し、ご紹介をいただきました。

続いて、栃木県宇都宮市に伺い、栃木県建設産業団体連合会の「賀詞交歓会」に佐藤勉衆議院議員、高橋克法参議院議員、北村副知事らとともに出席し、新年のご挨拶をさせていただきました。

1月16日(木)、三重県伊勢市に伺い、三重県建設業協会の山下名誉会長、山野会長をはじめ会員の皆さん、佐藤信秋参議院議員、鈴木伊勢市長、勢田中部地方整備局長らとともに猿田彦神社に参拝し、建設工事の安全祈願を行いました。猿田彦神社は、祭神がみちひらき・交通安全などの大神で、建築・土木の神として崇められており、この神社への参拝は毎年恒例の行事となっています。
なお、帰りに伊勢市駅で長野県建設業協会の木下会長をはじめ幹部の皆さんと、ばったりお会いしました。伊勢神宮や猿田彦神社に参拝された帰りとのことでしたが、奇妙なご縁に大変驚きました。

【建設分野のトピックス】

1月8日(水)、国土交通省の都市局、水管理・国土保全局、住宅局の3局で所管する有識者会議「水災害対策とまちづくりの連携のあり方検討会」(座長・中井検裕東京工業大学環境・社会理工学院教授)が設置され、初会合が開催されました。
地域のハザード・リスク情報の総合的な評価や、ハザードエリアへの新たな立地の抑制といった観点で検討を進め、6月にも取りまとめ案を作成することとしているとのことです。
なお、これに先だって昨年の12月18日(土)に、政府が中央防災会議防災対策実行会議に「台風19号等による災害からの避難に関するワーキンググループ(WG)」を設置し、東京都内で初会合を開きました。
昨年の相次ぐ豪雨災害で顕在化した避難情報の発令や避難の呼び掛け、大規模な広域避難といった課題に対して、ハザードマップの周知徹底や、広域避難者数を減らすための排水強化などを論点に検討を進めることとしており、2020年3月末までに検討結果を取りまとめることとしているとのことです。
水害対策における土地利用との連携や広域避難に関する検討については、昨年の国土交通委員会、災害対策特別委員会で、私が質問し検討の必要性を指摘した課題であり、今後、具体的な検討が進み、総合的な水害対策が進展することを期待しています。
最後になりましたが、新年に当たって各方面からたくさん賀詞交換会等のご案内をいただきました。
しかし、他の日程と重なってしまい出席が叶わないところ、代理出席となってしまうところなどが数多くあります。心からお詫びを申し上げます。
なお、次の機会には何とかお伺いしたいと思っておりますので、ぜひとも引き続きお声かけをいただきますようよろしくお願い申し上げます。

Top