足立としゆき夢だより【第277号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

今日、1月17日(水)、阪神・淡路大震災から29年目を迎えました。当時、私は関東地方建設局の宮ヶ瀬ダム工事事務所長をしており、東京で暮らしていましたが、両親が兵庫県西宮市で暮らしており、幸いマンションの4階に住んでいたため無事ではありましたが、なかなか連絡が取れず、やきもきした記憶があります。2月になって、息子を連れて被災地に伺いましたが、そのすさまじい状況に声を失ったことを覚えています。

さて、1月1日(月)に能登半島地震が発生してから16日が過ぎました。道路の寸断によって輪島市や珠洲市など被災地の状況把握が難航しておりましたが、懸命の道路啓開が進められ被害の状況が徐々にではありますが明らかになってまいりますと、改めてその深刻さに愕然とする思いです。

1月17日15時時点で亡くなられた方が232名とのことですが、改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、1月17日14時時点では、石川県を中心に1万7,148人の方が避難生活を続けておられ、依然として孤立集落も多数あります。水道や電気などのライフラインが寸断されたままの地域もまだまだ多く、広域的な2次避難の動きも始まりました。被害にあわれたすべての皆様にお見舞いを申し上げます。

また、今なお懸命に救助・救命や復旧活動に従事されている警察、消防、自衛隊、医療関係、国交省のTEC-FORCE、建設業、コンサルタント業・測量設計業など全ての関係者の皆様に感謝を申し上げます。

そのような中、1月10日(水)、参議院災害対策特別委員会の理事懇談会が開催され、内閣府防災をはじめ関係省庁から能登半島地震の被災状況などについてご報告をいただき、それを踏まえ各会派の理事が質疑を行いました。

自民党を代表して私から、今回の地震を受けた今後の見通しについて伺い、震度6弱や6強の可能性も否定できないことをしっかり伝えるようお願いしました。

また、被災状況の全貌把握に向けて、取り組みを加速するようお願いしました。また、立ち入りが困難な地域については、航空写真を活用した被災状況の把握にも取り組むようお願いしました。

また、能登半島では道路事情が悪くアクセスに問題があること、大きな余震が続いていること、大雪に見舞われる可能性が高いこと、被災した家屋の修復が難しいことなどから、一時的に金沢市や富山市などより安全な地域に避難する「広域避難」の検討を進めるようお願いしました。内閣府防災からは前向きに検討を進める旨お答えをいただきました。

こうした議論が、被災地の一日も早い復旧につながるよう、心から祈念を申し上げます。

なお、1月14日(日)には、岸田文雄総理が被災地を視察され、甚大な被害を受けた道路や土砂崩落に伴う河道閉塞によるいわゆる天然ダムに関し、国による権限代行により復旧を行うよう国土交通大臣に対しご指示がありました。国の技術力による復旧に期待したいと思います。

今後とも、被災地の早期復旧のため頑張ってまいる所存ですので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

以下、最近の動向を報告いたします。

【国会の動き】

 

1月10日(水)、参議院災害対策特別委員会の理事懇談会に出席し、自民党を代表して質疑を行いました。

【自民党の動き】

1月5日(金)、自民党の「新年仕事始め」に出席しました。直前に開催された非常災害対策本部会議から防災服で駆けつけられた岸田文雄総裁から力強いご挨拶をいただくとともに、茂木敏充幹事長、関口昌一参議院議員会長から年頭のご挨拶がありました。

1月11日(木)、「令和6年能登半島地震対策本部」に出席し、令和6年能登半島地震に係る被害状況及び政府の対応状況について、内閣府防災をはじめ関係省庁からご報告をいただきました。

その他、参議院自民党の執行部会や国会対策委員会の正副委員長会議、政治刷新本部会議などに出席しました。

【都内の動き】

今年も、建設産業関係団体の新年会が目白押しで、1月5日(金)から17日(月)にかけ、砂防新技術フォーラム、建設業関係11団体、関東建設協会、建設電気技術協会、日本道路協会、日本水道工業団体連合会、日本建設機械施工協会、全国測量設計業協会連合会、日本電設工業協会、建設コンサルタンツ協会、旧交会、砕石協会関東地方本部、建設コンサルタンツ協会関東支部、日本橋梁建設協会、日本補償コンサルタント協会、プレストレスト・コンクリート建設業協会、全国管工事協同組合連合会の賀詞交歓会に出席し、新年のご挨拶をさせていただきました。

なお、日程が重なるなどして、ご案内をいただいたにもかかわらず欠席せざるを得なかった会合もたくさんありました。心からお詫び申し上げます。

【地方の動き】

1月11日(木)、横浜市で開催された「神奈川県建設業関連5団体賀詞交歓会」に出席して、新年のご挨拶をさせていただきました。

1月13日(土)、和歌山県田辺市で「阪和自動車道(印南IC~南紀田辺IC間)4車線化事業着工式」が開催され、二階俊博衆議院議員、鶴保庸介参議院議員、浮島智子衆議院議員とともに出席し、ご挨拶と鍬入れを執り行わせていただきました。

なお、主催者側からも、NEXCO西日本の前川社長、岸本周平和歌山県知事や、国土交通省の岸川道路局次長、見坂近畿地方整備局長、真砂田辺市長をはじめ沿線市町長が出席され、能登半島地震の犠牲者の皆様に哀悼の意を表するとともに、被災者の皆様にお見舞いを申し上げつつ、着工を祝うことができました。

その後、京都府福知山市に移動し、京都府建設業協会北部協議会との意見交換会に出席し、皆様に新年のご挨拶させていただきました。

1月14日(日)、京都府福知山市で前京都府議会議員の井上重典さんの「旭日小綬章受章記念祝賀会」が開催され、山下京都府副知事、大橋福知山市長、本田太郎衆議院議員、吉井章参議院議員、地元福知山市の建設業協会の前田会長、米田前会長らとともに出席し、感謝と御礼のご挨拶をさせていただきました。井上先生には二度の参議院議員選挙で大変お世話になりました。ありがとうございました。

その後、京都市長選挙に出馬を表明されている松井孝治さんの京都市内の後援会事務所を訪問し、吉井章参議院議員など事務所におられた皆さんに激励のご挨拶をさせていただきました。なお、大学・国土交通省の同級生の見波さんにもご同行いただきました。ありがとうございました。

1月15日(月)、三重県伊勢市の猿田彦神社で三重県建設業協会他関係団体の「合同新年安全祈願祭」が執り行われました。

三重県建設業協会の山下名誉会長、山野会長、建設産業団体連合会の役員の皆様、佐藤中部地方整備局長や時岡三重河川国道事務所長、三重県の若尾県土整備部長など行政機関の皆様とともに参拝させていただくとともに、ご地元の吉川ゆうみ参議院議員、山本佐知子参議院議員、佐藤信秋参議院議員とともに玉串奉奠をさせていただきました。

なお、猿田彦神社は祭神が「みちひらき・交通安全」などの大神で、建築・土木の神として崇められており、この神社への参拝は毎年恒例の行事となっています。

1月16日(火)、大阪市で開催された国土交通省近畿地方整備局のOBの皆さんで構成される「近畿会」の新年会に出席し、竹本直一元衆議院議員、見坂近畿地方整備局長とともに新年のご挨拶をさせていただきました。